あなたはこんなふうに感じたことはありますか?

「実は子供は欲しくなかった。」

「子供は好きじゃなかった。」

「もともと子供を産む気もなかった。」

「結婚する気も本当はなかった。」

 

実は、不登校のお母さんには、こういう人がものすごく多いです。

ある時、魔法ことばベーシック講座で、これに該当する人がどれくらいいるのかと聞くと、6割近くのお母さんが「まさに、そのとおりです。」と答えました。

これではもちろん、ホンモノ共感を行ったり、子供の情緒を大事にするのが難しくなるというのもよくわかります。

 

そして、子供が大きくなるにつれ、お母さんのこの考えが消えていればいいのですが、私が聞いている限りでは、そっくりそのまま今も残っていたり、軽くはなったものの、まだまだその感覚が抜け切れていない。そんなお母さんが多いように思います。

 

当然、これだと愛着関係をつくることが難しく、子供の再登校は、なかなかうまくいきにくくなります。

さて、こういった場合は、どうすればいいでしょうか?

 

お母さんが無理やり、子供を好きになればいいのでしょうか?

そんなことは無理ですよね。

 

この問題の根本的な解決は、お母さんが自分に対して、人としての自信を持つことです。

こういったお母さんたち自身、子供の頃に情緒を大事にされていません。

親から、共感されていません。

親から興味、関心も持ってもらっていません。

 

ある人などは、親から、まるでペットかアクセサリーのように扱われて育てられました。

人として、最も大切な情緒を、親からきちんと汲み取ってもらったという人がいないのです。

ここに不登校の最大の原因があります。

 

子供が嫌いな人は、自分が嫌い!?

以前、ある有名な漫画家が飛行機の中で泣く子供に接して、「ガキは飛行機に乗せるな。」と騒いで炎上した騒ぎがありました。

この漫画家さんの経歴を私は知りませんが、おそらくその漫画家さん自身、子供の頃に、親から大事にされなかったと思います。

 

明確にこの発言から「子供が好きじゃないんだろう。」と思わせるものがあります。

私はこういった方々を非難したり、見下したりするつもりで書いているのではありません。

おそらく私自身も、同じように育てられていたら、こんな仕事はやっていなかっただろうと思うのだからです。

 

ただ1つ言えることは、今の子供に対しての扱いは、過去、自分自身が親からどんな接し方をしてもらっていたのかと、ほぼ同じ扱いをしているということです。

つまり、最大の原因は、お母さん自身が、子供の頃にきちんと親から情緒に共感してもらえなかったことにあるのです。

 

それを解決するには、本筋でいうと、今からお母さん自身の親である祖母に、もう一度、共感し直してもらうことなのです。

しかし、残念ながら、そのような協力をしてくれる不登校の子供のお母さん自身の親御様は、ほぼいません。

 

そこでどうやって解決するのかというと、大事にしてもらえなかったことで、自分には価値がないと思い込んでいる間違った認識を変えていくことなんです。

実際に、この方法によって、あるご家庭の不登校のお子さんが再登校できるようになりました。そして、再登校だけでなく、毎日安定に通え、情緒も安定になったのです。

 

問題は、不登校のお子さんにあるのではありません。

「お子さんが好きじゃない。お子さんの情緒にまっすぐ向き合うことができない。」お母さんのこの自信のなさを治すのです。

 

私は最初から、そこに焦点を当てて、不登校のお母さんのカウンセリングをし続けました。

そのことによって、不登校のお子さんと不登校ではないけれども、情緒不安定な兄弟の2人とも、きれいに問題が消失したこともありました。

 

もし、あなたに、「私も確かに子供が好きじゃない。」という自覚があるのであれば、無理に好きになろうとするのではなく、自分の自信のなさの問題に取り組むことをお勧めします。

 

そして、詳しい方法をもっと知りたいという方は、私がその方法について、詳しくまとめた本を新しくアマゾンで販売開始しましたので、こちらもぜひご覧ください。

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情緒と機能クイズ「学校が休み」

前回のクイズには4名の方からご回答をいただきました。

まずケイトさん、いつもありがとうございます。お母さん自身が祖母からそう言われて育てられている。まさしく私もそうだと思います。

 

マサルさんも、いつもありがとうございます。機能的な言葉には子供自身が共感できないというのはまさしくその通りです。機能の言葉は子供に響かないのです。

 

Hardyさんも、いつもありがとうございます。こういうことを言われるほど、子供がやる気をなくす、その通りですね。

 

Hardyさんのおっしゃる通り、こういったことを考えているお母さんは、「ペットのように子供はしつけなければ、何もわかっていない。子供は何もわかっていないから、しつけなければいけない。」と考えている節があります。

 

ミーやママさんも、いつもありがとうございます。「将来を考えて、今のうちから厳しく育てることが大事である。親は正しい。子供がまちがっている。」そういった考え方を持っていたお母さんはとても多いのです。

 

おそらくお母さん自身、まるで情緒を大事にされずに育ったのだろうと私も思います。

さて、これをお読みの皆さんもおそらく、どこかしら、身に覚えがあるのではないかと思います。

 

私自身も子供が生まれた当初はいろんなことを教えようと思っていました。

いろいろ考えた挙句、実際は、それをやめましたけれども、甘やかすことが子供をダメにするのではなく、機能が子供をダメにする。

こういう事例をたくさん、たくさん目のあたりにしてきたからです。

 

あなたは、我が子の不登校を目の当たりにして、機能を捨てようという気になりましたでしょうか?

そういう気持ちになかなかなれない方は、私は何かの形で専門家に相談すべきだと思います。今のままでは、何も変わりませんので、何か一歩踏み出してみてください。

 

ホンモノ共感クイズ「学校に行けない子供の悩み」

子供がこういうふうに悩んでいます。

「学校へは行きたい。けれども、なぜかはわからないけど、いけない。どうすればいいんだろう。」

 

毎朝、子供は頭を抱えて苦しそうです。

サボりや甘えでないのは、その様子を見るとはっきりとわかります。

 

そこでお母さんは共感してあげようと思い、こんな言葉をかけました。

「学校へ行かなくてもいいよ。他に道はいろいろとあるし、苦しいなら休めばいいよ。」

 

ところが、子供の顔は、ますます険しくなるばかりでした。

「そういうことじゃないよ。」

こう言って、子供は聞く耳を持ちません。

 

なぜ、この共感の言葉がお子さんには響かないのでしょうか?

ホンモノ共感の観点から、その答えを考えて、ブログにコメントください。

 

来週3/18(水)のメルマガで私がホンモノ共感をお伝えします。

ぜひ、この機会を活用して、不登校の改善に役立ててくださいね。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。