いよいよ8月が始まり、本格的な夏休みですが、子供にホンモノ共感できていますか?
ホンモノ共感の第一歩は、共感しているつもりで実はできていないという無自覚の部分を自覚して、親が囚われている思い込みや価値観などに気づくことです。
なぜならば、これらが子供の自己肯定感を低下させ、不登校を招いてしまっているからです。
「自分はホンモノ共感をわかっている。」
「自分はホンモノ共感できている。」
「自分は子供にホンモノ共感をやっている。」
こんなつもりでいると、子供の不登校は全く改善しないでしょう。
実際、私が長期で開催している魔法ことばベーシック講座では、夏休みの間も親御様が無自覚の言葉がけのクセを見抜き、優しく丁寧に直していく指導を継続的に行なっています。
すでにお子さんが改善し始めた、変わり始めたというお声も少しずつ聞こえてきて、ホンモノ共感の効果を実感しています。
私が講座で特に力を入れているのは、私と二人のトレーナーでホンモノ共感の言葉がけを親御様に個別に具体的に指導する共感練習会です。
実際に話し手のアドリブの話に対して、その場で共感してもらうので、とっさに共感できない親御様がほとんどですが、言葉がけのクセがすぐにわかります。
そこで今日は共感練習会に参加した方々のお声をいくつか紹介したいと思います。
「ゲーム課金もオールOKというのはびっくりしました!
でも、実際に子供役になってみると親役の方が課金OK、わかったよと言ってくれたとき、共感して味方になってくれる感覚や、尊重してもらえた感、信頼してもらえた感じもありました。」
「今日の講義も大変分かりやすく納得出来る内容ばかりでした。「親の愛は無限で無償で無条件である」という言葉は考えさせられました。
新井先生の講義を受ける前の、他人軸で生きてきた自己肯定感の低い私がこの言葉を聞いたら、機能的価値観の“正しさ”という観点から、自分が子に条件付きの愛を与えていると気づかずに、そりゃそうだよね、良いこと言っている!とズレた解釈をしてしまうんだろうなと思いました。
新井先生の講義を受けるにつれて「無償で無条件の愛」の本当の意味が理解出来てきた実感があります。これはセルフ共感の効果かなと思います。
自分軸という感覚が本当にさっぱりわからなかったのですが、セルフ共感を始めてから自分軸とはこういうことか!と思えることが増えてきました。自分軸が感じられると周りから色々なことを言われても冷静に客観的に考えられることを実感しています。
それが出来るようになってから(つい最近ですが…)学校へ行ってなくても行っていてもどんな子どもでもいいのだし大好きだなぁと無条件に思えています。(夏休みに入って親子とも気持ちが楽になっている効果もあるかもですが…)」
「自分の中に「しっかりしないといけない」という思いがあって、それにとても囚われていることがわかりました。突き詰めていくと、そこなんだなと気づきました。
そのために頑張っているから、親が自分を見てくれている、認めてくれていると思った時に自信が生まれてくるんだなと。また、しっかりできていなくても受け止めてくれることが、安心感を生むんだと思いました。
プラス言葉練習しながら思ったのは、練習用に自分が選んだ言葉そもそもが、言う必要ないものかもしれないということでした。いう必要のないことは控え、それでもIQ法と自律法を子供達に、理由法を父に意識してみようと思います。」
「代弁に関するエピソードで、親が自分の気持ちを理解してもらえていることが、子供にとって大きな力になるんだと感じました。
小泉進次郎さんや中二の女子Rちゃんの親御さんのように、人前でも堂々と「この子はこのままでいいんです」と言ってあげられるエピソード、衝撃でした。
私は世間の目を気にしたり、他人軸で生きているんだなと思わされずにはいられませんでした。そういう言葉を言えるようになりたいと思いました。
マイナス言葉を私もよく使っていたことに気づき、文字で改めて見てみると、こんな言葉を浴びせていたなんて、自分はひどい親だなと感じました。」
「子どもに「無条件の愛」を与えられていなかったと気付きました。
親の愛は無条件だと頭の中ではわかっていても、言動が伴っていないので子どもに愛情が伝わるわけがない。条件付きの愛や制限、要求など子どもに求めてばかりで、子どもにわかってほしいとばかり思っていました。
思い通りに動かない息子に悩んだり、怒ったりして、自分の方が子どもだと思います。」
「講座を受けていくに連れ、共感できてない、できてなかった自分をようやく自覚出来始めた事が私の第一のステップだと思いました。
娘とは会話がなく共感の場面がなかなか持てないのですが、気持ちの中で「辛いんだよね、イライラするんだよね、悲しいんだよね、苦しいんだよね」と思えるようになりました。
今までは、娘の辛さを思うと私の自責の念が強くなり、自分責めをし、自分自身の辛さから娘とますます向き合えずにいたり、娘がこうできればいいのに(娘の為にも自分の為にもという思い)という気持ちからの提案の声かけが多くあったと振り返っています。
親からの提案を実施出来ない自分を娘が思い知り、自己肯定感が下がり、ますます悪化するという悪循環の繰り返しだったとも思います。
今後、会話の場面があった時は、ひたすらに共感し、親の考えを提案せず、沈黙も良いという気持ちで接してみたいと思いました。今日もありがとうございました。」
これらは受講生の感想の一部で、こんな感想が目立ったことが印象的でした。
・解決策は出してはいけない
・沈黙は言葉で埋めなくていい
・マイナスの言葉に共感できていない
・自分の気持ちをいうときに無意識に笑いが出てごまかす
・ゲーム課金などお金に関することはすべてオッケーにすることに衝撃を受けた
・子供の気持ちが初めてわかった
受講生の皆さんは、まだホンモノ共感が腹に落ちる域には達していませんが、着実に前進しています。
親御様のホンモノ共感が腹におちたり、自然とホンモノ共感ができるようになったりしたら、最短2週間から長くても2ヶ月でお子さんの行動が変わり始めます。
実際、私が開催している共感練習会を通じて、多くの親御様はこんなことを実感します。
・今まで自分がいかに共感してこなかったかということ
・マイナスの言葉をプラスに変えてきたこと
・ちぐはぐな会話をして、子供をモヤモヤさせてきたこと
・言葉のバリエーションが足りなかったこと
ただ、私の講座で何度も言っていることは反省しなくていいということです。足りない点や間違った点などに気づけば、これから変わっていけばいいのです。
自分も誰も責める必要がありません。
そして講座に学んだ言葉がけや共感練習会で気づいた点などを自分なりに改善しながら、お子さんにどんどんと接していけば、お子さんの行動の変化が自発的に現れます。
こういった変化は実際にホンモノ共感を練習しないと身につきません。子供のマイナスの言葉とか、とっさの一言に対応するには質の高い共感練習を積み重ねるしかありません。
この共感練習を積み重ねることによって、お子さんの変化は必ず現れ、不登校が解決します。
私は1人でも多く、1日でも早く多くの親御様にホンモノ共感を身につけてもらい、お子さんの不登校を解決してもらいたいと願っています。
実際、私のところにも直接、講座に参加したいという問い合わせとても多いです。
このため親御様がホンモノ共感を身につけて、子供の不登校を解決して、子供を幸せにするための特別なプロジェクトを9月からスタートするための準備を進めています。詳細が決まり次第、ご連絡しますのでお待ちください。
ホンモノ共感クイズ「カラコン」
先週のホンモノ共感クイズには、10名の方からご回答をいただきました。ありがとうございます。
どなたもお子さんの「カラコンが欲しい。」と言う言葉に快くオッケーを出して、共感していますね。
みなさん、しっかりお子さんの気分があがるポイントに意識を向けていて、とてもよい回答だと思います。
もちろん安物のカラコンは、目を傷めることも可能性として考えられますので、眼科でしっかりとした検査は必要です。
その点は大人として、頭には残しておきながらも、子供の前向きな気持ちにノリノリでホンモノ共感していけばいいですね。
子供の話を聞いて、ちゃんと理解する、このマインドをきちんと持っていて、とても好ましいと思いました。
一見、突拍子もないように見えますが、子供が自分の気持ちを出してくれた時には、動揺するのではなく、子供の気持ちに寄り添って、ホンモノ共感してみてください。
ホンモノ共感クイズ「バカ息子」
あなたのお子さんは不登校が続いています。自分でもなんとかしたいと思っているようですが、なかなか動けません。
お母さん自身も最近、ホンモノ共感に取り組みはじめたばかりで、まだ子供に大きな変化がないことに多少の焦りも感じています。
ある日、お子さんとお母さんが話しているとき、お子さんがこんなことを言いました。
「俺、学校に行っていないバカ息子でごめんね。俺ってバカ息子だよね。」
あなたは我が子がこんな自虐的な言葉をいうことにびっくりしました。
こんなときあなたなら、どのようにホンモノ共感しますか?
あなたが考えるホンモノ共感の言葉がけを8/7(月)18:00までにブログにコメントしてください。
来週8/9(水)に私が考えるホンモノ共感の言葉がけをお伝えしますので、この機会を活用して、不登校の改善に役立ててくださいね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。