こんにちは不登校セラピーと子供自信協会の新井てるかずです。
台風だったり、暑い日が続いたりしていますが、お盆をいかがお過ごしでしょうか?
不登校のご家庭には1つの大きな問題があることに気づいていますか?
1つの大きな問題とは、お子さんとのつながりがとても機能的であり、情緒的なつながりがとても弱い、薄いということです。
親御様が知らず知らずのうちに、お子さんと情緒的なつながりをつくれずに、機能的なつながりばかりをつくっているのです。
情緒的なつながりがなく、機能的なつながりばかりを重視するとどうなるのか?
機能的なつながりでは、お子さんの自己肯定感は育まれません。
なぜ、お子さんの自己肯定感が育まれないのか?
その理由は、情緒的なつながりをつくらないということは、親御様がお子さんの情緒を重視していないということです。
情緒こそ子供の存在の本質であり、存在価値そのものです。情緒を重視しないということは存在価値を重視しないということになるのです。
だからお子さんの自己肯定感が下がってしまいます。
つまり、親御様が機能的なつながりを捨てて、情緒的なつながりを重視すれば、お子さんの自己肯定感があがり、不登校の問題は自然と解決するのです。
この情緒的なつながりをつくるために最も有効な手段がホンモノ共感なのです。
実際、私が長期で開催している魔法ことばベーシック講座に参加されたお母さんは先日このようなことを言っていました。
「子供が最近、安定に再登校しはじめました。
子供が不登校になるまで、共感というものをほとんどしたことがなく、機能的なことばかりを重視していました。
あれをしなさい。これをしなさい。早くしなさい。何をしたか、してないかだけをみて、子供の気持ちをほとんど考えたことがありませんでした。
その結果、子供は小学校の終わり頃から行きしぶりになり、朝に起きれないという状態になって、中学に入ってから本格的な不登校に発展しました。
慌てて、いろんな本をみて、ゲームを制限したり、ほめたりしたものの、本質的には全く何も変わりませんでした。そこでいろんな情報を探して、やっと探し当てたのが新井先生のホンモノ共感でした。
講座に参加して、まずは新井先生のいうとおりやってみようと、新井先生の教えのとおり、素直に子供の話を聞き、ホンモノ共感のテクニックを学び、言葉がけを変え、私の価値観も機能重視から情緒重視へと変えました。
今までほとんどやったことがない情緒を重視する共感を何度も失敗しながらも、新井先生やトレーナーの優しい言葉に励まされ、前向きに取り組んでいきました。
すると家の中での子供の様子が徐々に変わり始め、2週間ほど保健室登校をした後、教室にも入れるようになり、今では安定に再登校しています。
ゲームも昔のようにひどい依存状態にはならず、自分で適切にコントロールしています。
朝起きるのはまだしんどい面があるようですが、それでもなんとか自分で起きてきて、自分で制服に着替えて、学校に行くようになりました。なによりも明るくなり、よくしゃべってくれるようになりました。
以前は私が自覚なく、機能的な話をして、子供が黙ってしまうことが多かったのですが、今はホンモノ共感しているとずっと話が長続きし、お互いにとても楽しい時間を過ごすことができています。
この子供の変化をみて、最初は懐疑的だった主人もホンモノ共感はどうも効果があると認めてくれて、子供の話を笑顔で聞き、できる限り共感してくれるようなってきました。
この経験を通じて、私自身も全く共感されずに育ち、いかに機能重視だったか、人の目を気にしたり、世間体を気にしたり、他人軸で生きてきたのかということを実感させられました。
これからもホンモノ共感を続け、新井先生の教えを素直に取り入れ、自分の他人軸の価値観や機能重視な価値観を変えていきたいと思います。本当にありがとうございました。」
また別のお母さんからもこんな声をいただきました。
「うちの場合、子供が二人とも不登校でした。いろいろ探して検討した結果、新井先生のホンモノ共感に出会い、これだと思い、講座に参加することを決めました。
最初の半年間のライトコースに参加して、まず次男の不登校が解決しました。
以前はもう学校には行かないと言っていたのに、今では学校に行くことに何の抵抗もなく、楽しそうに学校に行って帰ってくるようになりました。
夏休みも部活に楽しそうに行っています。
長男は学校はまだですが、家の中の過ごし方や生活がだいぶ変わりました。通信制高校に行こうかなと言い始め、親と一緒にどんな高校があるのかを調べて見学に行くことができました。
親のために無理に学校に行こうとしているという様子はみられず、自然と意識が学校に向いているように思えます。
親の私はというと、もともと共感してもらった記憶が全くなく、機能重視の家庭で育ちました。
ですので、最初は新井先生のいう情緒のつながりというのが衝撃的で、いかに情緒のつながりが欠けてきたのかをまざまざと痛感しました。
講座で新井先生がよくホンモノ共感のデモンストレーションやこういう場合はホンモノ共感でどう対応すればいいのかを具体的に教えてくれますが、そのどれもが新鮮で勉強になるものばかりでした。
私はコミュニケーションというのは、いいことを言ったり、役に立つことを言ったり、親ならば子供を導くものだと思っていました。
だから、それらがうまくできない私は、より一層コミュニケーションに苦手感をつのらせていたのですが、情緒的なコミュニケーションというのはそうではなく、子供の発する情緒を親が受け止めてあげるだけでいいのだということを知りました。
私がそれを知り、練習し、何度も何度も実践し、失敗しながらも新井先生やトレーナーに指導をうけていくことで私自身も楽になり、考えが変わり、それに連動して子供も変わって行ったように思えます。
これからも講座に引き続き参加して、自分自身が全く共感されずに育ったために染みついてしまった機能的な価値観をより情緒を大切にする価値観に変えていきたいと思います。ありがとうございました。」
今回、ご紹介した2名の親御様はご自身が共感されずに育ち、情緒のつながりをつくるというのがどういうものなのかをわかってはいませんでした。
お子さんが不登校になり、いろんな情報を検索して、ほめたり、ゲームを制限したりしても全く良くならない現実に直面し、たどり着いたのが私が提唱するホンモノ共感でした。
お二人ともホンモノ共感でお子さんの自己肯定感を上げて、親子の情緒的なつながりをつくることで子供が自発的に再登校するという考えに共感し、私の教えを素直に実践することで、見事にお子さんの不登校を解決しました。
実際、機能的な言葉がけや親の在り方を捨てて、子供の情緒を大切にする言葉がけや親の在り方を常に実践して、腹に落ちて自然にできるようになると、本当に子供の不登校は解決します。
しかし、言うは易し、行うは難しで、実際にお子さんのとっさの言葉に共感の言葉が思い浮かばなかったり、共感しようと思っていても、全く違う言葉がでてきたりしてしまいます。
子供のマイナスな考え方やネガティブな考え方を聞くと、ついプラスやポジティブにもっていきたくなって、コミュニケーションが噛み合わず、子供ともめてしまうことも多いと思います。
なかなか動かない子供にイライラや不安がつい湧き上がってきたり、子供が落ち込んだり、ネガティブな状態だったり、パニックをおこしたりするのをみると、親がすぐにおちこんでしまうこともあるでしょう。
こういったふうに知識として、ホンモノ共感すればいいとわかっていても、実際にはできない親御様が多くいます。
だからこそ、私は不登校問題の解決に必要な親子の情緒的なつながりをつくり、親御様がホンモノ共感を身につけることで不登校を100%解決する特別なプロジェクトを始めることにしました。
私のもとには不登校の親御様から常に多くの問い合わせが寄せられています。
ホンモノ共感を身につけたいけど、うまくできているかわからなかったり、自分の中の価値観が邪魔をしてうまくできなかったりしてしまうという相談もとても多いです。
だからこそ、もっと多くの方にホンモノ共感を学んでもらって、練習して何度も失敗しながらも腹に落としていく必要性を強く感じていました。
実際、そういった機会を皆さんにご提供して、不登校を100%解決する特別なプロジェクトについて準備を進めてきて、以下の日程で重要なポイントについて、体験できる魔法の言葉がけセミナーを開催することにしました。
<セミナー開催日程>
自宅から受講できるウェブ会議 ズーム(ZOOM)で開催
- 9/29(金)13:00-17:30
- 9/30(土)13:00-17:30
- 10/1(日)13:00-17:30
- 10/7(土)13:00-17:30
- 10/8(日)13:00-17:30
子供と情緒的なつながりをつくり、子供が自分に自信をもち、明るく幸せに生きて、学校に行ってほしいと願われる親御様は来週の募集を開始しますので、楽しみにお待ちください。
ホンモノ共感クイズ「誕生日」
前回のホンモノ共感のクイズには5名から回答いただきました。ありがとうございます。
みなさんの答えを拝見しましたが、とてもいいですね。
基本的にみなさんのお答えはお子さんの気持ちに寄り添って、残念な気持ちに共感しています。これが情緒的なつながりです。
森明子さん
とてもいいですね。もう少しお子さんへの共感を多くして、パパさんの代弁を少なくするとバランスがいいですね。
ゆうちゃんさん
息子が求めているものを深く掘り下げようとしていてとてもいいと思います。
さくらもちさん
悩みながら考えられた共感の言葉だというのがよくわかります。「ごめんね。」と謝らなくていいかもしれません。
ひっとんさん
気持ちのやり場がないというのが刺さりますね。とてもいい言葉だと思います。
ゆうさん
「パパが来られないと君を大切に思ってくれていないような気がしちゃうんだね。これは悲しいね。」
これは代弁と共感が含まれていて、とても子供の気持ちに寄り添っていますね。代案の提案はどうしたいがなく、とても共感として深くていいものだと思います。
私はこのお父さんが誕生日の外食に来ないというのを聞いたとき、私ならどう共感するかなと考えたほどの難題だと思います。代案の提案をされても、なかなか気持ちが晴れるものでもないですよね。
こういうときこそ、ホンモノ共感で情緒的なつながりを重視する言葉がけを考えてみてください。
ホンモノ共感クイズ「カブトムシが死んだ」
あなたのお子さんは小学生の男の子です。昆虫が好きで特に夏はカブトムシを飼うのを楽しみにしていました。
ところが飼っていた1匹のカブトムシが突然死んでしまいました。大切に飼っていたカブトムシなのでお子さんは相当落ち込んでいます。
その様子をみて、あなたはつい「死んじゃったものはしょうがないじゃん。新しいカブトムシ買おう。」と言ってしまい、言った後で「あ、しまった。」と気づきました。
さて、こういった場合、どのようにホンモノ共感すべきでしょうか?
あなたが考えるホンモノ共感の言葉がけを8/21(月)14:00までにブログにコメントしてください。
来週8/23(水)に私が考えるホンモノ共感の言葉がけをお伝えしますので、この機会を活用して、不登校の改善に役立ててくださいね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。