再登校事例

強いストレスと解離性障害による不登校 女子中学生SKさん Vol.17

やっと会えましたね。

(2010/10/14)
 
新井先生の訪問日。
 
母が話をしている横から口を出すような形でSKが参加。先生も「やっと会えましたね」。
 
会えたのは良かったが、先生の質問から過去のストレスがまた大量にでてくる。また初めから。という感じ。
 
それでも行動が大胆になってきたが、学校には行けてない。
 
新井先生より、
 
「焦る必要はありません。学校へ行くための下準備を今行っている段階です。
 
学校へ行けてないということは、脳が『学校行くのはまだ早いよ、消さなきゃいけないストレスがまだまだ沢山あるよ』と教えてくれているようなものです。
 
このストレスに耐えて、無理に学校行ったところで、おそらく自滅するでしょう。
焦らずコツコツとストレスの除去を進めてください。
 
また家で長時間勉強できるようになったのは私の経験上、安定になってきた証しです。安心してください」
 
とのこと。
 
このころには中1のストレスと並行して、学校への不安をTFTする。
部活の先輩のストレスも大変な数である。
 
観劇に一人で出かけるように。

解説

やっとSKさんと会えました。

少し遠慮がちではあるが、はっきりと自分の意見を口にする。
こんなに笑顔のすてきな子だったんだ。

初めてご自宅を訪問した日の「帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ」を思うと、感慨ひとしおです。

今まで全く人と会えなかったのが、会えるようになる。
話できなかったのが、話せるようになる。
あれほどすさまじい猛威をふるった「解離性障害」のかの字も、見当たりません。

幼い頃の輝きを取り戻しつつある。

これが根本的な改善です。
これをなせるのは、世界でただひとつ、不登校セラピーだけ。

学校へ行けていない?心配するな。
「学校へ行かせない」原因を見つけて、解決すれば良いんだ。