再登校事例

強いストレスと解離性障害による不登校 女子中学生SKさん Vol.7

娘がよく笑うように

(2010/7/7)
 
SKが「新井先生に家ではなくホテルに来ていただくなら会えるかも」ということで先生に快諾していただき、ホテルで待ち合わせする。
 
私と先生との会話中ベッドに布団をかぶって寝ていたが、こちらに歩いてきてトイレに。お話はできなかったが先生に顔を見せた。新井先生も「惜しかったですね」。
 
翌日、「新井先生に来ていただくから甘えるのかも」とのSKの提案で、次回はいわきへ行くことに。
その後記憶除去を続けてやる。とSKが決心。
 
このころから散歩を楽しみ、よく笑い、学校の話をよくするようなり、自室にこもってもドアが半開きになるように。その反面「人に何か見られているような気がする」という。

解説

このときはSKさんの大好きなデ○ズニーランド近くのホテルでカウンセリングしようということになりました。「そこなら大丈夫」とのことでした。

お母さんとの話が始まってしばらくすると、ベッドからSKさんが起き上がり、髪をとかしたり(私の方に背を向けて)、身支度をし始め、決心したかのように立ち上がりました。

ついに。

と思うと、するっと私の前を通り過ぎてシャワールームへ。そのまま出てこず。
本当に惜しかったです。でも着実な前進を感じていました。

人に何か見られている気がする」というのは、視線恐怖でしょう。さてこれは治ったのか?