こんにちは不登校セラピーと子供自信協会の新井てるかずです。

 

不登校のお子さんの兄姉との会話にあなたはどう対応しますか?

不登校のお子さんが、兄姉とこんな会話がしていたら、あなたならどう対応しますか?

 

兄姉「お前、学校に行っていないくせに、何偉そうなこと言っているんだよ。」

不登校の弟妹「うるさい。うるさい。お前だってちゃんとやっていないじゃないか。」

兄姉「俺は学校行っているからいいんだよ。お前、家でゲームばっかりやって、何もやっていないじゃないか。お前みたいなのをクズっていうんだ。クズが偉そうにするんじゃないよ。」

不登校の弟妹「学校行けない俺の気持ちなんか、お前にはわからない(暴れる)。」

 

実は、子供同士でこんな会話が繰り広げられている家庭はとても多いです。

こんな時、あなたならどうしますか?

  1. 仲介に入る
  2. お兄ちゃん、お姉ちゃんをなだめる
  3. 何もしない

 

こんなふうに対応する親御様はとても多いです。

しかし実はどれも不正解です。

 

どう対応することが正解なのか?

正解は、お兄ちゃん、お姉ちゃんに共感することです。

なぜ、お兄ちゃん、お姉ちゃんへの共感が必要だと思いますか?

その理由は、お兄ちゃん、お姉ちゃんが言っていることは、親、特に母親の価値観の代弁だからです。

 

よーく、あなたの胸に手を当てて考えてみてください。

親御様の中には、お子さんの不登校に対して、お兄ちゃん、お姉ちゃんの言うような価値観がまだ残っていませんか?

クズとは言わないまでも、子供の不登校のことで近所の評判を気にしていませんか?

自分の親(祖父母)にちゃんと話せなかったりしていませんか?

毎朝の学校を休む連絡が億劫で仕方なかったりしていませんか?

 

こういったことを感じる価値観の奥底にあるお母さんの考え方をお兄ちゃん、お姉ちゃんは代弁しています。

 

兄姉が攻撃的になる理由とは!?

そして、もう1つ兄姉がこういうふうに攻撃的になるのには理由があります。

その理由とは、兄姉が「親から十分な興味関心が注がれていない。共感されていない。」と感じているからです。

そして兄姉は、その不足分を親が奥底で求めているいい子になることで補おうとしているからです。

 

こういった問題に直面すると、ほとんどの親は「何で兄姉はそんなきついことを言うんだろう。」と問題をすり替えます。

この問題の本質は、親自身の問題です。

だから、もしまた目の前で兄弟ゲンカが引き起こされたら、あなたは真っ先に兄姉に共感しなければいけません。

 

ただし、一緒になって弟妹を貶めることは言わないことです。

兄姉への共感と弟妹を貶めることは、絶対に違います。

 

じゃあ、具体的に共感はどのような言葉をかければいいのか?

ケースバイケースですが、例えば、こんな言葉になります。

「あなたにとっては、〇〇が大事だって思えるんだよね。そういった大事なことはちゃんと守って、破ってはいけないと思うんだよね。」

「弟妹を見てて、すごく腹が立ったんだよね。あなたが怒りたくなる気持ちについてお母さんは理解したいから、よく教えてくれる。」

 

あなたはこの言葉をお子さんにかけることはできますか?

残念ながら、怒りくるう子供を目の前にすると、ほとんどの人は固まってしまうでしょう。

こういったことを言葉かけると、かえって火に油を注ぐのではないかと怯えてしまうでしょう。

こういうふうに感じることこそ、あなたの問題の表れです。

 

この問題は、あなたは1人では解決できません。

子供の心の奥に踏み込むのが怖いという問題は、あなた1人では解決するのは困難です。

だた、これを解決しないと子供は結局さらに怒りくるってしまいます。

 

「お父さん、お母さんは怒っている俺の気持ちを理解してくれない。踏み込んでくれない。」

こんなふうに子供が感じると、怒りはおさまることはありません。

だからこの問題は親の責務として解決しなければなりません。

 

1人で解決できない問題を解決するには、必ず良いガイドが必要になります。

私は今までずっと不登校のカウンセリングに関わってきたからこそ、このポイントをきちんと押さえて、解決する方法を皆さんにガイドすることができます。

だから、魔法ことばベーシック講座では、不登校が100%解決しているのです。

 

この講座の次回の開催は現在未定です。

だから、それまでにこの講座で教えている内容を何らかの形で、必要とされる方にお届けできないかと思い、今12月に発表できるように準備を進めています。

決まり次第このメルマガで発表しますので、楽しみにお待ちください。

 

情緒と機能クイズ「勉強についていけない。」

私の経験上、この3つの要素を持つ親をよく見かけます。

・「あなたはあなたのままでいいよ。」と子供に声をかけながら、「頼むから普通の枠に収まってくれ、普通の成績を取ってほしい。」というモーレツな不安を抱えている親

・ついていけないという子供の不安から離れて、全く違うところに意識が飛ぶ親

・自分は共感していると言いながら、全く違うことを話している親

 

今現在、お子さんが不登校であるなら、あなたにはこの3つの要素のどれかが当てはまるはずです。

つまり親の心が本当に子供の心を真正面から見ていないので、子供の心からは離れているのです。

だから子供はついていけないというのです。

 

ついていけないのは、学校や勉強や友達では本当はありません。

親の心が自分から遠く離れたところに存在する。

ここについていけないのです。

 

子供の考えと自分の考えが違うことをなんとかしてわからせたい。

そういった方もそうですよね。

 

今回、ご回答いただいた方々の言葉を見ていて、何人かからその匂いを感じました。

何か子供の不安から離れて違うところを見ているなあという感じがする方が何人かいます。

おそらく自分では自覚がないはずです。

 

言葉がうまい下手はあんまり関係がありません。

子供の不安、悩み、苦しみに100%寄り添い切れるかという姿勢の方が大事です。

今一度、この点を皆さん、考えて自分の言葉を振り返ってみてください。

 

情緒と機能クイズ「朝起きたくない。」

あなたのお子さんが朝、こんなふうに言ったら、あなたはどう対応しますか?

「寒いから起きるのヤダ。」

 

この問題をあなたはどう捉えますか?

そして、どのような共感の言葉をかけますか?

 

情緒と機能面から考えて、あなたの答えを11/18(月) 12:00までにブログにコメントしてください。

来週11/20 (水)に私が考える情緒的な理由をお伝えします。

ぜひ、この機会を活用して、不登校の改善に役立ててくださいね。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。