「不登校はいつ終わるのか?」
不登校の親御様は皆さんこのことに悩まれますよね。
実はこの答えは明白です。
子供が「自分を隠さなくてもいい。」と思ったときに不登校は終わります。
不登校のお子さんって、本質的に自分を人前から隠しているからです。
では、どうすれば、あなたのお子さんは「自分を隠さなくてもいい。」と思えるようになるのか?
実はその答えが、ある不登校のお母さんからのお声に明確に示されていますので、ご紹介します。
「講義で、自分の姿を隠さなくてもいいと思えた時不登校は終わる、というお話がありました。
私は母になってから、目立つとママ友達の噂話の種になるからとコソコソしたり、無難な目立たない服に変えたり、地味な髪型や黒髪にこだわったりしていました。
自分の気持ちだけでなく存在をも消し去ろうと無意識でしていたのだと思います。
そんな母のもとで育った我が子2人が不登校になるのは必然だったのだと思います。
講義を受け終え、私は本当の自分を隠すのはやめよう、やりたいことをやっていいし好きなものを隠さなくていいし、出来ないことは人に頼って、弱みを見せていいし、黒い気持ちが出てきたら、そう思う自分も◯だし、どうしてそう思うのかを深掘りしたらハッと気付くことが出来るようにもなりました。
自分の気持ち全てに自分で◯をつけていいんだと頭でも心でも思えるようになりました。
緩んでリラックスし、自分のやりたいことを罪悪感なく楽しんでいる自分に◯をつけていたら、子どもたち2人が主体的に動き出して、なるほどこういうことか、と思えました。
行き渋ったらどうしよう…という気持ちが出てきても、その気持ちに◯をつけて深掘りし自分で気持ちを落ち着かせることが出来るようにもなりました。
3年前に不登校になりフリースクールに通ったもののフリースクールも行かなくなり、1年半大きな動きのなかった小6次女がこの2ヶ月でびっくりするほど変わり、どんどんと外に出ていくようになりました。
次女の希望で習い始めた楽器の先生に「音楽の授業を受けてないから先生の話すことがわからないときがある、だから自分が不登校であることを伝えて欲しい。」と次女に言われ私が先生に伝えたところ、とても暖かい言葉で受け止めてもらえて親子で安心して通っています。
中学校で吹奏楽部に入るために「6年生からは学校に少しでも行く!まず始業式に行く!」と自ら宣言した次女の気持ちを受け止め、たとえそれが実行されなかったとしてもその次女の気持ちにも◯をつけ認める声掛けをすればいいんだ、学校へ行けても行けなくてもどっちでもいい、その時その時の次女の気持ちに私は寄り添うだけ、と思っています。
友達とは頻繁に遊ぶものの、不登校の中3長女とは最近はオウム返しの共感や攻めの共感が合わずあまり話が出来ないなぁと思っていました。
2月に「死にたいんだ。」と言われ、私がどんなにマイナス共感をしても憮然とした態度をとられ、苦しくなりました。
去年私が自分の母に、今までの辛かった気持ちを打ち明けた時に、母が怒り、私の前から逃げたことを思い出し、死にたいという長女と向き合うのは辛いけど、母みたいにはなりたくないよね、と瞬時にセルフ共感し、自分の苦しい気持ちに◯をつけ、ただ何も言わずに長女の傍らに居続けて心のなかで長女へのマイナス共感をしていたら、長女の気持ちが落ち着いてきたことがありました。
それ以来少しですが長女から推しの話など話しかけてくることが出てきました。
中学校へは修了式の日に8ヶ月ぶりに登校し、2月から週三で通い始めた塾は安定して通っています。
昨夜は、着替えてリュックを背負って出かけようとしている長女を見て「あれ?どっか行くの??」「塾だけど。」という会話を長女としてしまうくらい塾に関しては私が促すことなく安定して通っています。
私は昨日が塾の日だとスッカリ忘れていたのです。
新年度中学校はどうなるかは、これも「どちらでもいい」のゆるスタンスで、ただ長女の気持ちに全肯定、全共感で寄り添うだけだと思っています。」
このお母さんの声をみて、もうわかりましたね。
子供の不登校が終わるときとは、お母さんが「自分を隠さなくてもいい。」と思えたときなのです。
子供ではありません。
お母さん自身がありのままの自分を隠さなくなったときです。
そのために必要なことが、私が提唱しているセルフ共感と自分自身への○つけです。
この話を聞いて、「そうかそうか共感すればいいのか。自分を〇だと思えばいいのか。」と表面的な理解はしないでください。
実は反射的にセルフ共感と自分自身への〇つけができるようになるには、かなり深い視点と精度の高い継続的なトレーニングを受けていただく必要があります。
なぜならば、無意識的に自分にダメだしをしてしまい、自分を責めたり、否定する言葉を自分に投げかけてしまうからです。
またこのセルフ共感や〇つけの言葉は、1人1人によって、最適なものが違います。
なので私がいくつかの言葉がけの事例を示すことができても、あなたにとって最適かというと必ずしもそうではありません。
このセルフ共感や○つけの言葉は、基本を学んで状況に合わせて応用する力が必要なのです。
そのために今日、ご紹介したお母さんのように何度もトレーニングをして、身につけていく必要があります。
その具体的な方法を特別にお伝えする機会として、5-6月に魔法の言葉がけセミナーを開催します。
不登校の真の原因と解決方法についてもお伝えしますので、もしあなたのお子さんが不登校なら、以下のURLで魔法の言葉がけセミナーの詳細を確認の上、参加申し込みください。
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全日程オンライン会議室ZOOMで開催します。
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- 6/5(木)10:00-12:00
- 6/14(木)10:00-12:00
皆さんが本当に自分自身に〇をつけられるようになってください。
優れてもいないし、頑張ってもいない、人と違う自分を隠さなくなれば、お子さんも自分を隠さなくなります。
ぜひ魔法の言葉がけセミナーに参加して、その具体的な方法を身につけて、お子さんの不登校を解決してくださいね。
ホンモノ共感クイズ「金髪」
前回のホンモノ共感クイズには3名の方から回答いただきました。ありがとうございます。
皆さんの回答におおよそ共通していますが、僕はこのお父さんの気持ちがわからなくないです。
何がいけないという具体的なポイントはなくて、「漠然と金髪にいいイメージをもっていない。」ということです。
「なぜ、金髪にいいイメージがないのか?」と聞くと、いろいろ出てくるとは思いますが、表面的な理由ばかりでしょう。
根本的ないいイメージがない理由は、いくつか推測はできますが、その1つが「思わぬ方向、想定外への変化を好まないこと」だと思います。
「子供には変化はしてほしいけど、あくまで親の想定内であってほしい。」というのがあるのではないかと思います。
これはもちろん私の勝手な想像です。皆さんはどう思いますか?
ホンモノ共感クイズにご回答いただいた3名の方、とてもいいご回答だと思います。ありがとうございます。
「金髪なんてありえない。」というセリフから、「我が息子には清く正しく美しくあってほしい。」という感じを受けます。
おそらくお母さんも昔はそう思っていたのではないでしょうか。そこら辺を踏まえて、深く共感できるといいですね。
ホンモノ共感クイズ「共感の後にどんな言葉をかければいいのか?」
あなたのお子さんが2人いて、お兄ちゃんは不登校で、弟ちゃんは学校に行けています。
弟ちゃんの方は暇さえあれば、ゲーム、ゲーム、ゲーム。
「勉強する。中学受験したい。」と口ではいうものの、実際手に取るのは紙とペンではなく、ゲームのコントローラーばかりです。
それを見て、怒るのはお兄ちゃんのほうでした。
「あいつは勉強する。中学受験する。と言っておきながらゲームばかりして、長時間ダラダラしてばかりいる。俺が言ってやめさせる。」と言って、実際に弟ちゃんに怒り出します。
「ああ、これは昔の私そのものだ。」とお兄ちゃんの様子を見て、お母さんは思いました。
そこで毎回、毎回お母さんは困ります。
「弟を何とかしたいんだよね。弟に対して怒りがわくんだよね。」というホンモノ共感はできるものの、その後の言葉が続きません。
当然それだけでお兄ちゃんの怒りが鎮まるわけではありません。
この場合、共感した後に続ける言葉がけはどんなホンモノ共感がいいでしょうか?
これは私がグループ共感練習会で受講生に出したリアルなお題です。
私自身がお母さん役になって、その後に続く言葉をお兄ちゃんにかけました。
その言葉のヒントは「質問」です。
今まで培ってきた知識を総動員して、共感した後に続ける言葉がけを考えて、4/28(月)の20時までにブログにコメントしてください。
来週4/30(水)のブログで私が考えるホンモノ共感の言葉がけをお伝えしますので、この機会を活用して、不登校の改善に役立ててくださいね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。