こんにちは不登校セラピーと子供自信協会の新井てるかずです。

私が開催している魔法ことばベーシック講座の14期の講義がすすみ、いよいよホンモノ共感の実践練習が始まりました。

講義では実際の共感がずれてしまった例をあげて解説しながら、実践練習では日常的なさまざまな場面でどのようにホンモノ共感していくかの練習を行いました。

実践練習に参加された方々の感想を一部ご紹介します。

Aさん

「子供に対しても妻に対しても、感情や五感に十分に共感しようと思いました。
よく心がけて心と心でつながりたいです。

Bさん

「努力型をやめる努力中です。努力型の両親が丁寧に育てても、子供が情緒型になるのが不思議でした。

自分は努力型の両親のもとに生まれて、疑問も持たずに努力型として育ちました。努力型の両親のもとで生きる苦しみを子供に与えたくないと思います。

子供の幼少期には過剰な愛情を注ぎ、過干渉になり、思春期になって努力型の価値観で接することでこのような事態になるかと考えたりもしました。

今日は共感を実践しましたが、実生活で自分の価値観に反することに対して共感することだけではなく、自分の価値観も柔軟にしていこうと思いました。

Cさん

思考の先読みをやめて、子供の言葉をそのまま受け入れてみようと思いました。

五感のマイナス共感は手をとめて、子供の近くに行き、実際に食べてみる、匂いを嗅いでみる、触ってみると、『ほんとだね。これは無理だね。』と共感しやすいので、まずは相手の言葉だけ集中して聞こうと思いました。」

Dさん

「我が子はとても食べ物の好き嫌いが多く、匂いにも敏感なので今日の共感の練習の会話がとても役に立ちそうです。

今までなら、食べれないなら、『食べなくていいよ。』とか、『ほかのものを食べたら。』というふうにしていました。

今後は自分も食べたり、匂いを嗅いでみたりしてみて、しっかりと子供の五感を感じて、共感していきたいと思います。

Eさん

「料理の味や匂いなどの会話が子供と実際ありました。いつも自分の料理が責められていると感じて、すぐに『食べなくていい。』という解決策を言ってしまっていました。

息子が自分の五感を素直に伝えているだけと今なら思えるので、今後は共感することができると思いました。

 

このように多くの方のご感想をみていると、今回の共感練習は大いにお役に立ちそうです。

共感練習では日常の場面、食事や洗濯、子供の学校に関する話題、兄弟間のトラブル、子供が思いついた何かのアイデアなど、実際にあった共感欠如の対話を例にとって、ホンモノ共感の実践練習をしました。

多くの方にとって、この共感練習は新鮮なものであり、今まで経験したことがないものであったようです。

 

「この料理は美味しくない。」と言われたときの対応とは!?

例えば、あなたなら、我が子が「この料理は美味しくない。」と言ってきたときにどう対応しますか?

ほとんどの方はむっとするか、「じゃあ、他のものにする?」と何かの提案をするか、おそらく共感ではない返事をしてしまいますよね。

 

私ならもし私が作った料理を「美味しくない。」と子供が伝えてきたら、まず共感して聞きます。

「どれ、おいしくないの?どんな味がするの?」「何か具がよくなかったかな?」など実際に聞いて自分も味わってみます。

自分の料理が責められたなどとは決して思いません。子供が自分は五感で感じたことを素直に伝えてきてくれているのです。

これはよく考えるとありがたいことではないでしょうか?

 

例えば、テレビドラマを見ていて、「こんな会社はヤダなあ。」「こんな社会はヤダなあ。」と子供が言ったとします。

こういうのを聞くと、ほとんどの方は「世の中って、そういうものだよ。」「こんな会社ざらにあるよ。」と言ってしまうのではないでしょうか。

もしそうであるならば、考えなおしてみてください。

 

もしあなたのその言葉によって、子供の自己肯定感が下がるとしたら、考えなおしてみる価値があると思いませんか?

もし、子供の言葉に共感して、子供の自己肯定感が上がるとしたらどうでしょうか?

実際、子供が考えていること、感じたことがすべて正解になるように受け止めてあげるのがホンモノ共感です。

正しいことや世間の常識を教えてあげるのが親の仕事ではありません。

この点を肝に銘じて、日々共感に取り組んでいただければ、必ずお子さんは変わっていきます。ぜひやってみてください。

 

ホンモノ共感クイズ「教科書とノートがない」

前回のホンモノ共感クイズには3名の方からご回答をいただきました。ありがとうございます。

皆さん、「困ったね。」とよく共感なさっています。提案もしていませんね。もし私がこういう場面に接したら、同じように共感し、何かを質問してみると思います。

「このあたりは探した?」「部屋にはなかったの?」「忘れちゃったのかな?」こんなふうにいろいろ聞いてみると思います。

 

おそらく多くの方は「じゃあ、探そう。」とすぐに言ってしまいがちだと思います。提案や解決グセがついている方は、一切それをやめてみてください。

子供自身が「一緒に探して。」と言ってくるまで、ぐっと我慢して、共感してあげてください。

 

ホンモノ共感クイズ「この鍋、変な匂いがする。」

あなたは今日の料理を鍋にしようと思い、栄養のバランスを考えておいしい鍋をつくりました。

ところが子供は「この鍋、変な匂いがする。」と言います。

あなたなら、この言葉にどのように共感しますか?

 

多くの方は子供の言葉に迎撃して、反論してしまうかもしれませんが、これもぐっと我慢です。

子供が伝えてくれた五感にどのように寄り添い、共感しますか?

 

あなたが考えるホンモノ共感の言葉がけを12/5(月)16:00までにブログにコメントしてください。

来週12/7(水)に私が考えるホンモノ共感の言葉がけをお伝えしますので、この機会を活用して、不登校の改善に役立ててくださいね。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。