こんにちは不登校セラピーと子供自信協会の新井てるかずです。

今は卒業式シーズンですね。

皆さんのお子さんは「参加しない。」と言っている場合が多いのではないでしょうか?

親としては、とても残念ですよね。

「みんなが普通に出席できている式に我が子だけでれない。」

「学校生活で重要な式典にでれない。」

このことが皆さんにもたらす、お気持ちはとても良くわかります。

今から焦ってもしょうがないのですが、もし来年か、再来年の卒業式に卒業証書を受け取り、花道を誇らしげに歩く我が子をその目に焼き付けたいのであれば、絶対にやった方がいいことがあります。

それはホンモノ共感の中の重要なテクニック、マイナス共感です。

 

ホンモノ共感の重要テクニック、マイナス共感とは!?

マイナス共感は今、私がセミナーでも、個人カウンセリングでも、特に力を入れて、親御様に習得していただいているテクニックです。

例えば、「不安だ。」と言っている子に対して、「大丈夫。」と言っても、お子さんはプラスの方向には変わりません。

「不安だ。」というお子さんに対して、「不安だよね。わかるよ。」とマイナスはマイナスのまま、共感してあげることが必要なのです。

お子さんのマイナスの気持ちに共感することをマイナス共感と私が名づけました。

 

実は不登校の親御様は、マイナスをマイナスのまま受け止める力が著しく低い傾向にあります。

お子さんに「不安だ。」と言われると、「大丈夫。」と言ったり、「こうすればいい。」と言ったり、なんとかお子さんの不安を打ち消して、プラスの方向に持っていこうとしてしまうのです。

これは不登校のお子さんに対しては、最もやってはいけないことです。

 

不安な気持ちは不安なまま、認めてあげる必要があります。

そうしないと、お子さんは不安であることを親から受け入れてもらえないために、さらなる不安を感じてしまい、余計に動けなくなってしまうからです。

 

先日もあるセミナーで、ホンモノ共感のクイズを出したところ、誰1人として、お子さんのマイナスの気持ちに意識を向ける人はいませんでした。

こういうふうにマイナスに目を向けない限り、あなたはお子さんの自己肯定感を下げる親になってしまいます。

逆を言えば、マイナスにきちんと目を向け、ホンモノ共感できれば、あなたはお子さんの自信を高められる親になれるのです。

 

我が子の自信を下げる親になるか。我が子の自信を高められる親になるか。その分かれ目は、マイナス共感の実力にかかっています。

マイナス共感という考え方自体、この世の中にはありません。

例えば、子供を学校に行かせようと提唱している人は、「子供のマイナスの発言は一切、無視せよ。」と唱えています。

私からすると、それは本当に人と人がつながっていると言えるのだろうかと疑問に思います。

 

子供は学校に行くロボットではありません。とても繊細な心を持った人間なんです。

不登校を解決するには、お子さんのマイナスの気持ちを認め、その気持ちを育てなければいけません。

マイナス共感によって、お子さんは「自分の考えはおかしくないんだ。自分の感情は変じゃないんだ。受け入れてもらえるんだ。」という安心感を得ることができます。

 

自分の感情が人にそのままの形で、伝わり、受け入れてもらうことができる。

本当の自己肯定感、自信とはこの状態を指します。

能力や容姿、しつけや振る舞い、そういったものではありません。

 

このカラクリがわかり、正しくマイナス共感ができるようになれば、お子さんの自己肯定感は必ず上がり、学校へ行くことができるとお約束します。

もし、あなたが「マイナス共感について、もっと詳しく知りたい。そして我が子の不登校を早く解決したい。」と思われるのであれば、来週、メルマガで発表する予定の特別企画を楽しみにしてください。

他では教わることができない。子供の自信と不登校解決に直結する、具体的な方法論を学ぶことができる。特別な企画を今、準備しています。

 

マイナス共感を身につけると不登校は必ず解決する!?

実際、マイナス共感を徹底的に身につけることで、わずか4ヶ月で、高校を受験することができるようになり、卒業式の花道を堂々と歩くことができるようなった方から、こんな報告をいただきました。

「行かないと言っていた卒業式に、2日前に急に行くと言い出しました。実際、卒業式の終わりから出席し、卒業証書を先生からもらい、花道もとおることができました。

自分の意思で、「後悔したくないから」と、最後会えてなかった友達にも会いに行くことができて、仲の良かった子と写真も撮りました。

卒業式、写真撮れるとは思わなかったので、とっても嬉しかったです。先生から学んだ共感のおかげでした。ありがとうございました。」

 

この話を聞いて、あなたはどう思われましたか?

私は、この方に対して、学校に行けという誘導的な指導は、一切やっていません。ただ粘り強く、マイナス共感を身につけるための指導を何度も行いました。

 

いつ子供の行動に変化が現れるかについては、個人差がありますが、マイナス共感を必死に真剣に身につければ、概ね半年以内に子供にこのような変化が現れます。

来週に発表する企画で、どのようにマイナス共感を身につけて不登校を早く解決していくのかについて、詳しく発表しますので、楽しみにお待ちください。

 

ホンモノ共感「終業式・卒業式」

前回のクイズに9名の方からご回答をいただきました。ありがとうございます。

みなさんとてもいい答えですね。

「なぜ出たくないのか?」その子供のマイナスの気持ちを洞察すること、これが本日のメルマガで話しているホンモノ共感そのものでもあります。

その気持ちの考察について、パパさんをはじめ、みなさんよくできていると思います。

 

人生の晴れ舞台だから、その舞台に我が子が立てば、親御様は今までの子育ての苦労が報われると感じ、「なんとか我が子に式に出て欲しい。」と願いますよね。

これは残念ながら、子供のマイナスの気持ちから離れることになります。

もしあなたが来年、もしくは再来年の卒業式のことを考えるのであれば、今から必死にマイナス共感を身につけてください。

あなたがマイナス共感を身につければ、絶対に不登校に効果があります。

 

ホンモノ共感「1日中、ゲームをやっている」

あなたのお子さんは、学校には行っていますが、春休みに入り、生活が大きく崩れました。

昼ごろに起きてきて、1日中、ずっとゲームをやっています。外には週に1回、出るか出ないかです。

そんなお子さんを見て、あなたならどんなホンモノ共感の言葉をかけてみますか?

 

お子さんの中に隠れたマイナスの気持ちをよく洞察してみて、ホンモノ共感の言葉を考えて、3/22(月)17:00までにブログにご回答ください。

来週3/24(水)に私が考えるホンモノ共感の言葉をお伝えします。

ぜひ、この機会を活用して、不登校の改善に役立ててくださいね。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。