あなたのお子さんは、どのくらい友達に話しかけることができますか?

「友達に話しかけられない。」

不登校の原因の1つに、この問題があります。

これは結構、重大な問題です。

誰に話しかけることができなくても、なんとかやっていけるならいいのですが、多くの子供は、そうではありません。

 

・クラスメートの方から、話しかけてくれるのを待っている。

・休み時間、誰からも話しかけられず、1人になるのが嫌だ。

・友達はいるのだが、うまく話に乗れない。輪に入れない。

こういった悩みを子供は抱えているのです。

そして、これが実は、不登校の根本原因とつながっているのです。

 

なぜ、子供は、友達に話しかけられないのでしょうか?

表面的には、これを回避性と言います。

回避性とは、人から嫌われることを避けることです。

 

・自分が話しかけたら、相手からどう思われるだろう。

・自分が話しかけたら、嫌な顔をされるのではないか。

こう思うと、大人でも人に話しかけるのが難しくなります。

話しかけることを回避してしまうからです。

 

では、なぜ自分が話しかけたら、嫌な顔をされると思ってしまうのか?

 

・自分の話がつまらないのではないか。

・相手と話が合わないのではないか。

・相手の話に乗れないのではないか。

・相手と話していてもついていけず、話が途切れてしまうのではないか。

こういった不安から来ています。

これはつまり、自分に自信がないということなんです。

 

自分が発した言葉、自分が発した感情、自分が発した話題、こういったものに相手が興味や関心を持ってくれないのではないか。

こういったものが、相手に伝わらないのではないか。

こういった自信のなさの表れなのです。

 

あなたのお子さんは、どうでしょうか?

もし不登校であるならば、あなたのお子さんには、この傾向が感じられるのではないでしょうか?

 

もしそうであるならば、ここに大きな不登校の改善のチャンスが眠っています。

ここにあるお子さんの壁を突破すれば、不登校の解決も間近なのです。

 

では、どうやって、この壁を突破すればいいのか?

この壁の突破方法は、家庭の中で、母親がホンモノ共感で子供の話を聞ききることなのです。

これが不登校の解決策にもなるのです。

 

家庭の外で他人と話しが通じ合わないという不安は、実は元をたどれば、家庭の中で母親と話しが通じ合っていないというところが原因なんです。

 

ということは、ここできちんと、母親が子供の言いたいことを理解し、興味や関心を持って関われば、この問題の根本原因も解決するのです。

つまり、ホンモノ共感は、子供に本当の自信を持たせ、再登校を促す、とても良いテクニックなんです。

 

だから、ホンモノ共感を知りたい、そして身につけてみたいという方のために、特別な企画を今、考えています。

不登校解決のためには、ホンモノ共感の仕方、声の出し方、気持ちの込め方が大事です。

新井の実演するホンモノ共感をまねて、BGMのように、1日3分聞き、そのままマネすれば、ホンモノ共感が身につき、不登校の解決も早くなります。

 

実際、自然とホンモノ共感を身につけることで、最短で翌日に再登校という実例もありました。

不登校の母親がこのホンモノ共感をマスターすれば、子供は自然と学校にいくようになります。

だからこそ、子どもの心にちゃんと届く、良い言葉がけと気持ちの込め方を完全に身につけるための、「耳から覚えるホンモノ共感」の企画について、近々、きちんと発表しますので、お待ちください。

 

情緒と機能クイズ「子供の病名?発達障害?」

前回のクイズに3名の方からご回答をいただきました。ありがとうございます。

Hardyさん、田中純絵さん、マサルさん、皆さんそれぞれ、とても良い視点で書いていますね。

 

「”問題行動” を発達障害と結びつけると、不登校の子はみんな発達障害ということになる。」

Hardyさんのコメントは、まさにその通りです。

 

「発達障害であるかないかが重要なのではなく、困っている子供にいかに寄り添えるか。」

田中純絵さんのおっしゃっていることもそうです。

 

「理解しづらく苦しんでいる心に共感したい。」

マサルさんのコメントもその通りです。

 

私は発達障害に関して、今、様々な専門書を読んでいますが、やはりいい対応方法がないです。

発達障害の子供に対する良い言葉がけというのは、実は愛着障害の子供にも適応できるものばかりでした。

発達障害だからといって、特別な治療法はないとも言えます。

 

発達障害のせいにするということは、子供の固有の問題のせいにするということです。

そこで親は思考停止に陥ります。

不登校の原因が、自分が原因ではなく、子供の原因だと切り離してしまうからです。

 

子供の個性と捉える考え方も、私には同じに見えます。

子供の個性と考えて、全く不登校が改善しなくなった人を私はたくさん知っています。

 

「不登校は子供の個性である。」

親にとって、とても甘い響きですよね。

「子供の個性なんだから、親のせいじゃない。」

そう思えますもんね。

その時点で、不登校の改善は停滞するはずです。

 

人間1人1人、個性は当然あります。

それが不登校の原因であると考えると、不登校の改善が全く進まなくなります。

ですので、皆さんはそういった考え方の誘惑に、はまらないように気をつけて下さい。

 

情緒と機能クイズ「目つき」

あなたの不登校の娘さんがこう言いました。

「私は顔がダメ。」

 

実際にダメな顔ではありません。

客観的に見ても良い顔立ちです。

しかし、娘さんは、強固にこういう風に主張します。

「私の目は左右が違っていて、目つきが悪い。だからダメ。」

 

さて、娘さんが本当にダメだと思っていることは何でしょうか?

 

情緒と機能の面で、この娘さんの情緒を深く理解してあげてください。

こうやって素晴らしいものを持っているはずの子供が自己否定するのは、私たち大人として、とても悲しいですね。

早く自分に自信を持てるように、子供への言葉がけをホンモノ共感に変えていきましょう。

 

あなたが考える答えを2/3(月)18:00までにブログにコメントしてください。

来週2/5(水)のメルマガで私が考える情緒と機能面をお伝えします。

ぜひ、この機会を活用して、不登校の改善に役立ててくださいね。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。