先日魔法ことば講座の19期ライトコースの1回目の講義を行いました。
この1回目の講義では、不登校を解決できて、親子で幸せな人生を送ることができるようになるための一番の土台である「親子の愛着関係」を、どのようにつくっていくのかについてお話ししました。
正しい親子の愛着関係について、初めて知った参加者の感想の一部をご紹介します。
「1回目講座に参加して、ようやく愛着のことが理解出来た感じがします。
印象に残った内容は、息子は小学校のころから上手く探索行動出来てなかったなと感じる部分があり、安心を与えてあげれていなかったんだなと感じました。
あと、興味関心の所で、息子に聞いてみたら、こんなことを言われたらどう答えたらいいんだろうと、先回りして考えてしました。
まず何をしてほしいかという質問を、ゆっくり優しい言葉遣いに気をつけて聞いてみた所、何かがほしいという欲求ではなく、「今みたいに優しい言葉がけをしてもらえてらうれしい。」という答えが息子から返ってきました。
意外だったとともに、やはり講座で勉強することにより、私自身が子どもに寄り添った話し方が出来るようになってきているんだなと感じることが出来ました。
まずは、7つの鉄則を覚えて、できる限り心がけていきたいと思います。」
「子供は親からの安心を感じられないと、外にも安心できない、(だから外に)出られないということに、ハッとしました。
子供に安心を与え、安心できる存在になりたいと思いました。
まずは、理解できないと思うようなことも、うんうんと聞き切り、話が続くようになりたいです。そして、今はとにかく不安だらけですが、大丈夫と強く思っていきたいです。」
「不登校の我が子に共感しようとしたときに苛立ってしまうのは、私(親)自身の生き方(努力ガマン人に合わせる)を否定されているように感じるからと新井先生に教えていただきました。
努力ガマン人に合わせるができない我が子を認めて共感することは、今までの私の生き方を手放すことでもある。
子どもが不登校になったのは、親もまたその親に共感されずに育ったからで、誰が悪いわけでもない。
私は今までずっと娘が不登校になったのを、私がダメな親だからだ、と自分を責めてきました。
他の子の親に比べて自分は最低だ、といつも自分を否定してきました。
先生の言葉が心に沁みました。
「私のことわかってくれる人がいるんだ」と。それだけで自分を責める気持ちが少し減ったように思いました。
同時に娘への共感と、要求にすぐに応えてあげたいという気持ちが芽生えました。
娘の要求に5秒で応える、自分自身を労う、どんな自分も否定せず共感する、自分の好きな食べ物や好きなことを選ぶように意識することをします。」
これらのお母さんの感想の中で最も印象に残ったのが、お子さんからお母さんに対して、「今みたいに優しい言葉がけをしてもらえたら嬉しい。」という求めがあったことです。
このお母さんが普段意識していないときに、どういった声、話し方なのか詳しくは知りませんが、やはりお子さんが求めているのはこういったポイントなんだなあ、としみじみ思います。
もう1つ講義の中で印象に残ったのが、親御様の多くは、動かない子供に対してイライラして、「早くしなさい」という言葉をかけていることです。
この言葉の危険性を知らないまま、当たり前のように我が子にかけ続けているお母さんは実際、とても多いですよね。
私が「早くしなさい」という言葉の危険性に気づいたのは、カウンセリングを始めてかなり初期の頃でした。
「早くしなさい」というたった1つの言葉がけをしつこく子供にかけ続けた結果、その子は引きこもりになってしまった、というケースの個人カウンセリングをうけさせていただいたことが、気づいたきっかけです。
悪気もなく、他意もなく、こんな言葉を子供にかけています。
「早くしなさい。」
「早く起きなさい。」
「早く食べなさい。」
「早く寝なさい。」
こういった「早くしなさい」という言葉だけで子供を引きこもりにできるんだなあと、おそろしくなったことを覚えています。
実際、この話を講座やセミナーでお話しすると、多くの親御様は「早くしなさい、とずっと言ってきました」とおっしゃいます。
なぜ、「早くしないといけないのか」?
その理由を親御様自身が深く理解しないまま使っているケースがほとんどでした。
皆さんもくれぐれも注意して、「早くしなさい」という言葉がけは一切やめてくださいね。
ちなみにまた別の方の感想にあるように、誰が悪いわけではありません。
ただ誤った思い込みがあっただけです。
この思い込みを自覚して手放す。
その上でホンモノ共感をゆるーく身につけていく、これができれば、必ず不登校は解決できますよ。
とはいっても、ほとんどの親御様にとって、思い込みや問題そのものを自覚することが難しいことを、ライトコースを開催するたびに毎期、毎期、感じています。
自覚できないと当然それをそのまま子供に対して続けてしまいますので、子供の不登校はなかなか改善しませんよね。
どうやれば、不登校を解決できるのか?
どうすれば我が子は学校に行くのか?
これについて、子供が不登校なら、皆さん知りたいですよね。
その気持ちは100も承知の上でお伝えしたいことがあります。
「親が何をすればいいのか?親がどんな働きかけをすれば子供は動くのか?」という問いかけがあると思いますが、その前にご自身の問題点を自覚して、手放してもらうことがとても大事だということです。
その上にホンモノ共感をしっかりと身につければ、子供の不登校は解決します。
「自分の言葉がけや接し方の何かがよくなかったんだろう。」
「共感はなるべくしているつもりでいたけど、おそらくできていなかったんだろう。」
「自分が変わらなきゃ、不登校の解決は無理なんだろう。」
こんなふうに、子供が学校へ行けるようになるためには「自分が先に変わることが必要だ」とお感じであれば、魔法の言葉がけセミナーにご参加ください。
親御様が何をどう変えれば、子供の不登校が解決するのかを具体的にセミナー中にお話ししますので、以下のURLでセミナーの詳細を確認の上、参加申し込みください。
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https://jisinkodomo.com/
(魔法の言葉がけセミナー&説明会の日程)
全日程オンライン会議室ZOOMで開催します。
□5/22(木) 10:00-12:00
□6/5(木)10:00-12:00
□6/15(土)10:00-12:00
ホンモノ共感クイズ「母との同居」
前回のホンモノ共感クイズには2名の方から回答をいただきました。ありがとうございます。
2人ともベテランですね。ありがとうございます。
はるかさんのお言葉、本当にその通りなんだろうなと思います。
まさしく至難の技ですよね。
今回のホンモノ共感クイズは、ひどいことを言い続けて、植え続けてきた母親に優しくしなさいというメッセージではありません。
優しくしてあげたい人に優しくしてあげればいいと思います。
べさんは共感の言葉が浮かぶのですね。
この共感の言葉はとてもいいですね。
べさんにとって、母親ってどんな存在なんでしょう。優しく大切にしてあげたい存在ですか?
それとも今回のクイズに合わせてことばを作ってみたって感じがあるんでしょうか?
ちなみに私がもしはるかさんのような立場だったら、やはり共感はできず、適当に聞き流しているかもしれませんね。
べさんの共感力はすごいなあと素直に思います。
何度も言いますが、あなたが共感すべきはあなたが優しくしてあげたい、大事にしてあげたい人で結構です。
ホンモノ共感クイズ「間違えを認めない我が子」
あなたの息子さんは小学生で不登校でした。
息子さんの妹ちゃんの誕生日が近々あるので、あなたはケーキを買うことにしました。
息子さんと妹ちゃん、それぞれにどんなケーキが食べたいのかを聞いて確認したところ、息子さんは「チョコレートケーキがいい。」、妹ちゃんは「イチゴのショートケーキがいい。」とのことでした。
誕生日の当日に2人の希望通りのケーキを買ってくると、息子さんがこんなこと言い出しました。
「俺が頼んだのもイチゴのショートケーキだ。チョコレートケーキなんて頼んでいない。」
あなたは何度も息子さんと確認して、メモまでとっていたので聞き間違いではありません。
自分の間違えを認めようとしない息子さんに対してあなたはカチンときて、「そんなこと言ってないわよ。」とがん詰めしてしまい、ケンカになってしまいました。
このときは、息子さんは「オレが悪いんでしょ。」と、ちょっとひねくれた身の引き方をしました。
その後で、あなた自身は自分が聞き間違えたのではないということは自分で認められるものの、「カチンときて、息子にがん詰めしてしまったことはよくなかったかなあ。」と思い始めました。
振り返ればあなた自身、息子さんの間違えにも自分の間違えにも随分と厳しかったなあということも感じられます。
こんなことぐらいでカチンとくる自分は、まだまだ変われていないなあという罪悪感も落ち込みもあります。
そこでカチンと来てしまった自分、がん詰めしたくなる自分に対して、何かセルフ共感をしてみようと思いました。
あなたなら、どんなセルフ共感の言葉をつくり、自分にその言葉をかけてみますか?
あなたが考えるホンモノ共感の言葉がけを5/12(月)の13時までにブログにコメントしてください。
来週5/14(水)のブログで私が考えるホンモノ共感の言葉がけをお伝えしますので、この機会を活用して、不登校の改善に役立ててくださいね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。