今日もある不登校のお母さんのとても深い気づきと嬉しいお声をご紹介します。
「息子と娘が2人とも不登校になったのとほぼ同時期に、旦那まで心身共に病んだ状態になり、ものすごくつらく、苦しい日々を送っていました。
魔法ことば講座に参加して、まず娘はよくなったのですが、また不登校になり、こんなに愛着と共感をがんばっているのになぜ不登校になるのかと一時はとても苦しんでいました。
その後も愛着と共感を続けた結果、息子は元の高校から定時制高校に転校して、毎日通えるようになりました。娘も毎日、午後から登校できるまで改善しました。
今まで息子に気持ちを聞くとすぐにシャットアウト状態になり、息子の気持ちに共感しようにもしようがありませんでした。
ところが最近、急に夕食中に前の高校で不登校になってからの気持ちの移り変わりをこんなふうに話してくれるようになりました。
『前の高校に行くのが嫌になった。(なぜ、嫌になったのかは長くなるので省きます)
最初は通信制に行こうと思っていたけど、望んでいた高校生活は通信制ではおくれない。
不登校で自堕落な生活をおくっていると自覚はあるので、このままじゃいけないと思うけど、前の高校にしれっと通うことはできない。
だから自分で覚悟を決めて、動くしかなかったから、定時制の提案をされたときに自分で定時制に決めた。
けど決して、今の定時制が楽しいわけではない。本当は全日制に通いたい。でも自分で決めたことだから。』
これ以外にも学校の遠足の話やテストでいい点がとれたこと、将来の進路、就職についても話してくれました。
あまり心情を話さない息子からこんな話を聞けて、心が震えました。
自分軸で行動できていたんだなあと感じました。
そして心の動きについても話すことができる、すばらしい息子に成長していたと実感できて、とても嬉しかったです。
娘の調子もよくなってきて、娘からもいろいろな話をしてくれるのが毎日、とても嬉しく幸せな気持ちです。
もう1人の問題児の夫(笑)ですが、なぜか急に言葉や態度が軟化して、私を攻撃してくることがなくなりました。
今では子供たちと夫の3人で笑い合ったり、話し合ったりする声も聞こえてくるようになりました。
なぜこんなふうになれたのか?
私の取り組んできたことをお話ししたいと思います。
新井先生の中級コースに参加してから、ずっと自分の感情を深堀するように努めてきました。
こんなに家族に次から次へと問題があらわれるのは私の心の底深くに何か気づかぬ原因があるにちがいないと確信していたからです。
中級コースでは、私の母親、息子と娘からみると祖母との関係に焦点をあてていたので、そこに対する私の感情を深堀していきました。
私の母親は、優しいけど、決して共感はしてくれない人でした。
父親が怒鳴り散らして、とても嫌な家庭環境だったのですが、父親をとめてくれることはありませんでしたし、嫌だったという気持ちも聞いてはくれませんでした。
母親との会話はもちろんありましたが、いつもとんちんかんな返事をされ、怒っていました。
そこで『私が言いたいことはそうじゃないの。』という怒りの気持ちを徹底的に掘り下げるワークをしていきました。
ワークを続けているうちに自分が『いかに母親から満たされていなかったのか』『いかに母親に共感してもらえていなかったのか』『いかに母親からは私の方には近づいてくれなかったのか』という記憶を次から次へと取り戻しました。
そこで気づいたのです。
『もっと母親から見て欲しかった。母親の方から近づいて欲しかった。母と娘らしい、女の子らしい楽しみを共有したかった。けど母親は決してそれをしてくれなかった。』
このため私は『ずっと本当の気持ちを出せずに気づかないふりをして、我慢する子を演じてきたんだな。』ということに気づきました。
この我慢が複雑な形で、心理的なプロセスを通じて、子供や旦那をいつのまにか、全く悪気なく巻き込んでいたということにやっと気づきました。
気づいたときはただただ涙、涙でした。
そこから急に子供たちの状況が改善し、旦那もなぜか変わりました。
今はより自分で自分を幸せにして、楽しく明るい人生をどうやって送ろうかということを模索中です。我慢はもうやめます。」
こんな嬉しいご報告をある不登校のお母さんからいただきました。
このご報告を聞いて、私が感じたことをいくつかお伝えします。
まず不登校の根本は、何十年にもわたって積み重ねられた親御様とその母親の関係のひずみにあるということです。
親御様の母親が優しかったとか、怒らない人だったとか、愛情はある人だったとかというのは実は関係がないということです。
つまり親御様とその母親の間でいかに親密な心の絆、つまり愛着関係と共感ができていたのかに根本原因があるということです。
親御様の我慢がなぜ子供を不登校にしてしまうのか?
これについてはかなり深い心理学知識が必要なので、今回は説明を省かせていただきますが、不登校の根本の問題点は、子供の問題ではなく、親御様の問題でもないということです。
つまり、子供が悪いわけでも、親御様が悪いわけでもないということです。
この部分が親御様の腑に落ちて、涙が流れるほど、自分の感情に気づいて解放できたときに子供の不登校という辛く厳しい現実が変わり始めます。
もう1つ、伝えたいのは、我慢していたということは、本当の自分の気持ちを隠して、抑えこまざるを得ない生育環境だったということです。
不登校を解決するには、親御様ご自身が本当の気持ちに気づき、それを大事にしていく必要があります。
だから魔法ことば講座では、親御様の本当の気持ちは何なのか、それに気づき、人に伝えるということをとても重視しています。
このプロセスをきちんと踏めば、子供のゲームをとりあげたり、ムリヤリ朝起こしたり、夜寝かせたり、勉強させたり、学校に行くように吹き込んだり、子供から反発をくらいそうなことや親御様の心が折れるようなことをせずとも、自然に自発的に子供が学校に行けるようになります。
この具体的な実例と手法については、12月に多くの方からの要望によりアンコール開催する魔法の言葉がけセミナーで詳しくお伝えします。
親御様ご自身が自分を変えることで、子供の不登校が自然に解決すればいいなあと感じになった方はぜひご参加くださいね。
魔法の言葉がけセミナーの詳細は以下からご確認くださいね。
↓↓↓
<開催日程>
自宅から受講できるウェブ会議 ズーム(ZOOM)で開催
2024年12月22日(日)13:00-17:30
ホンモノ共感クイズ「高校からは不登校っていう選択肢もあるよね。」
前回のホンモノ共感クイズには、はるかさんにご回答いただきました。ありがとうございます。
はるかさんのご回答とてもいいですね。
「今、行きたくない」という気持ちを押し殺している。
つまり今日のメルマガお伝えした我慢をさせているのかもしれないということですね。
なので全面的に肯定し、本当の気持ちを言ってもいいんだよという心構えで共感するということですね。
私が皆さんにお伝えしたいことはまさしくこれです。
子供の本当の気持ちを引き出し、共感する。
これができるようになれば、子供の不登校は改善します。
ぜひ皆さんもはるかさんの心構えの部分を参考にして、我が子の本当の気持ちを抑圧させないように日々、オープンマインドで我が子に共感で接してあげてくださいね。
とても素晴らしいご回答でよかったです。
それと過去を悔やまれるお気持ちはとてもよくわかりますが、我が子の気持ちに寄り添うことは、今からでも遅くありません。
親御様ご自身が我慢せねば、あるいは○○であらねばという鎧を脱ぎ去って、素の自分で子供と接してあげてくださいね。
ホンモノ共感クイズ「政府は何もやらなかった」
あなたのお子さんは中学生で不登校で、家ではまあまあよくしゃべります。
最近、衆議院選挙があり、石破政権に変わりました。
そのことに関連して政治の話になり、少子化対策の話が出てきて、子供がこんな話をしました。
「結局、政府は何にもやらなかったよね。嘘はついていないけど、結局は何もやっていない。まあ、正直にいって、対策してどうこうなる段階じゃないよね。」
これを聞いたあなたはまずこう言いました
「でも、ゼロよりかは、ましだよね。1でも2でもやったほうがいいと思うけど。」
これを言ってしまった後で、あなたは何かもやっとするものを感じました。
「あれ、これ共感だったかな?」と思うものの、自分ではよくわかりません。
あなたなら、こんな場合はどんなふうにホンモノ共感しますか?
あなたが考えるホンモノ共感の言葉を12/9(月)10:00までにブログにコメントしてください。
来週12/11(水)に私が考えるホンモノ共感の言葉がけをお伝えしますので、この機会を活用して、不登校の改善に役立ててくださいね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。