今日は私の個人カウンセリングを受けてくれているお母さんからの喜びの声をご紹介します。

 

このお母さんのお子さんは中学生で、不登校がとてもこじれた状態でした。不安や悩みが強く、とても学校に行けるような状態ではありませんでした。

お子さんは自分が嫌いで、「何が嫌いなのか?」を聞いてみても「わからない。」の1点張りでした。

困り果てたお母さんは私の個人カウンセリングを受けることにしました。

 

私の個人カウンセリングでは、以下の2つのことを中心に進めていきました。

1徹底的にお母さんの言葉がけをホンモノ共感に変えていくこと

2今までお子さんを縛っていたお母さんの価値観を手放していただくこと

 

そして半年ほど経って、ある3つの質問に対するお母さんの答えをもとに、「今までお母さん自身を縛っていたルールを破るようなこと」を具体的に行動でしていただきました。

そうすると「ルール破りの行動をするね。」とお母さんが言った日の朝、お子さんが「じゃあ、俺午後から学校に行く。」と言って、実際に行きだしたのです。

これにお母さんはとてもびっくりして、私にメールで報告してくれました。

 

なぜ、お母さんがびっくりしたのか?

実は今までお子さんは遅刻して登校することが一切できない子だったのです。

頑なに遅刻して登校することを拒否していた子が、いきなり遅刻して午後から登校し始めただけでなく、遅刻しての登校が何日も続き、ついに修学旅行にも参加することができたのです。

お子さんが再登校し始めたので、お母さんも私もこの方向性で間違いないと確信して、お母さんにはルール破りの行動をどんどんしてもらっています。

 

今回お母さんにやっていただいたのはルール破りの行動でしたが、実はある3つの質問をもとに7個の打ち手を用意していました。

おそらく1人で考えていたのでは、7つの打ち手は思いつかなかったでしょう。

私の1700件以上の不登校を解決した経験と質問力、お母さんが本当に望んでいたことがうまくかみ合った結果、こういったお子さんの変化を生み出すことができたのです。

 

こういった変化を生み出すために重要なポイントは、お子さんではなく、お母さん自身が縛られていたものを的確に見つけ出すことです。

一見、「不登校と何の関係があるの?」と思われるかもしれませんよね。

ところがお母さん自身が縛られていたものと、お子さんの不登校や勉強嫌い、自己肯定感はほぼ連動しています。

あまりピンとこないかもしれませんが、お子さんとお母さんが次々と変化しているので、間違いありません。

 

どんなにこじれた不登校や長期化してしまった不登校でも、この方法をどんどんと推し進ることで、お母さんも楽にワクワクしながら取り組めて、お子さんに一切負担をかけることなく、自然と不登校を解決していっています。

お子さんが今月どんどん変化していっていますので、このメソッドに興味がある方は、続報をお待ちくださいね。

 

ホンモノ共感クイズ「そぼろ大根」

前回のホンモノ共感クイズには3名の方から回答いただきました。ありがとうございます。

共感と温かさに満ちていて、皆さんの回答とてもいいです。

 

今回、私が思ったのは、「大根が多いか?少ないか?」、「肉の量が多いか?少ないか?」という機能的なところにお母さんの目が先にいったというところです。

情緒的なところに目がいかずに、真っ先に多いか、少ないかという機能的なところをお母さんが見ているということです。

先に多い、少ないという機能的なことを言えば、非難や批判、否定に当然聞こえますよね。

文句を言われたように捉えた旦那さんの問題点もありますが、旦那さんの言ったことはそのとおりです。

 

旦那さんが言ったように「美味しそうだね。」と先に情緒的なことを言えばいいのです。

材料が多いか、少ないかは後でいいのです。

この旦那さんの言葉は、お母さんたちには嫌味に聞こえたり、耳が痛いことかもしれませんが、よく腹に叩き込んでいただきたいことです。

多い、少ないはどうでもいいのです。

料理を作ってくれたことに対する、いたわりやねぎらいなどの情緒的な言葉がけを最初に言わなければいけないのです。

あなたもこの情緒的な言葉がけを真っ先にできるように意識してくださいね。

 

ホンモノ共感クイズ「妹への批判」

あなたのお子さんは中学生で不登校です。最近、徐々に改善してきて少しずつ学校に行ける日も出てきました。

ですが以前から気になっていたことが「妹ちゃんのことを自己中、わがまま、自分勝手と批判すること」でした。

 

ある日、妹ちゃんがスマホとテレビを同時に見ていると、お兄ちゃんが「スマホしか見てないじゃないか。」と言って、テレビを勝手に消しました。

そのことで妹ちゃんはお母さんに「お兄ちゃんに消すのは嫌だからやめてほしい。」とちゃんと言ってほしいと頼まれました。

 

そこでお母さんがお兄ちゃんに話すと、「俺だって妹に同じようなことをされた。俺はワガママなことは決して言わない。けど妹はわがままだ。」とお兄ちゃんは言いました。

お母さんは今までをワガママを許してこなかった自分が原因かもと思い、お兄ちゃんに共感してみることにしました。

さあ、こんな場合、どのようにホンモノ共感すればいいでしょうか?

 

あなたが考えるホンモノ共感の言葉がけを7/14(月)15:00までにブログにコメントしてください。

来週7/16(水)のブログで私が考えるホンモノ共感の言葉がけをお伝えしますので、この機会を活用して、不登校の改善に役立ててくださいね。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。