あなたは不登校の解決の鍵となる、自分自身の自己肯定感の問題にどのくらい気づいていますか?

実は、親御様の自己肯定感とお子さんへの共感力、そしてお子さんが学校へ行くことは、三位一体の関係性で、強い連動性があります。

自己肯定感が高く、共感力も高いほど、お子さんはそれに連動して、学校へ再登校する行動が起きやすくなります。

つまり、お子さんがいかに自己肯定感を上げて、不安をなくしていくかは、すなわち親御様の自己肯定感にほぼかかっていると言っても過言ではありません。

 

では親御様の自己肯定感は何によって左右されるのか?

私が感じるのは旦那さんとの関係性の良さ、夫婦関係に共感性があるかどうか。

そしてご自身の親や舅・姑さんとの関係性の複雑さ、大きくいうとこの2つにかなり強く影響されるように感じられます。

旦那様にまったく共感力がない。舅・姑さんがまったく理解がない場合、お母さんが苦しんでしまい、自己肯定感がなかなか上がらないというケースは多々あります。

 

もちろんそういったものが関係なく、自己肯定感がとても低いままの場合もあります。

全てとは言いませんが、こういった問題を参加者さんがお一人で解決するのは、非常に難しいと言えます。

そのため解決の手段として、私は講座内で個別に指導させていただくとともに、月1回の共感練習会でそういった理解がない方への共感を指導しています。

そしてさらに講座の参加者さん同士でL I N Eグループを作っていただき、参加者同士で共感の練習をしていただいています。

 

この3つの具体的な手立てを解決の方法と最大限、活用しています。

その効果は徐々に現れ、9期10期のミドルコースにおいても、少しずつご自身の悩みから脱出され、お子さんに再登校の行動がみられる方が増えてきました。

ミドルコースで私が感じたのは、親御様の価値観の問題です。

 

実は、自己肯定感の問題とは、価値観の問題とも言えます。

お子さんの不登校を解決するには、お母さんの価値観が、ほぼ問題の解決の鍵を握っています。

間違った価値観を持つことで、自己肯定感が低くなってしまうからです。

 

今まで持ってきた自分の価値観をいかに早く捨てて、新しい愛着と共感の価値観を取り入れることが、不登校の解決の重要な鍵です。

親御様がこれを早くできればできるほど、お子さんへの結果の表れも早くなります。

 

ほとんどの親御様がもっている間違った価値観とは何か?

大別すると2つあります。

他人軸や社会基準に依存した価値観と、機能的な価値観です。

これらの間違った価値観を捨てて、自分軸や自分基準の価値観、そして共感と情緒の価値観を自分に早く取り入れることが重要なのです。

 

この価値観をもつことができれば、あとは共感の言葉のテクニックでお子さんとの愛着関係がしっかりできるので、お子さんが集団に適用する行動が早く起こります。

この理論を実践することで、原理的には、すべての不登校の解決はできます。

もちろん個人差が大きいのも、不登校の大きな特徴ですが、どんな方もこの価値観を我が物にできるように私は魔法ことばベーシック講座で個別の指導をさせていただいています。

 

例えば、ある人にはAという解決策をお勧めし、ある人にはそのAは一切勧められない。

代わりにBという解決策を指導していく。そういったことがよくあります。

万人に良いはずの共感も、時と場合によっては言葉がけ自体をやめていただくことも、ごく稀にあります。

 

多くのケースで、私の経験に基づく、こういった打ち手は功を奏するものですが、これも親御様の自己肯定感の向上、改善がなければまったく無意味なものになります。

親御様の心は不安に満ち満ちているのに口先だけ共感というのも、なかなか難しいのです。

 

ただ親御様自身が、ご自身の問題を認識し、自分の価値観を自己肯定感の問題を真剣に解決しようとしていけば、必ず結果が伴います。

これがお子さんの幸福と再登校を同時に実現できる唯一の方法であると、私は自負しています。

いよいよ5月末から魔法ことばベーシック講座の第11期がスタートします。私の考えにご賛同いただき、参加いただいた方は6ヶ月間、よろしくお願いします。

 

ホンモノ共感クイズ「学校に行きたくない」

前回のクイズに10名の方から回答をいただきました。ありがとうございます。

みなさんの回答はそれぞれ多少の差異はありますが、概ねとても良いのではないかと思います。

 

1点だけ、注文を付けさせていただくとしたら、何か1つ質問を加えてほしいなあと思うのです。

質問で気持ちを引き出す。

これがあるとさらに共感が引き立ちます。

 

実際にゴールデンウィーク期間中にこういったことをおっしゃるお子さんは相当いると思います。

その際は単純な話に終始せず、「何が嫌なのか?」を質問で聞いて、共感してあげるといいですね。

 

この質問の技術は深掘りの技術として、私が魔法ことばベーシック講座で重視してお教えしている技術です。

単純な表面的な「嫌だ。嫌だ。」だけに共感しても、まったく響かないことがよくあります。その際は、何が嫌なのかを丁寧に聞いて共感していくのです。

これが最も望ましい対応です。

 

実際に多くのお母さんたちが共感に悩む場面というのは、質問力を身につけることによって、解決することができます。

ぜひあなたも質問力を身につけていってください。

 

ホンモノ共感クイズ「めんどくさい。」

あなたのお子さんがひどく落ち込んで、こんなことを言い出しました。

「生きるのがめんどくさい。」

この言葉をどのようにホンモノ共感しますか?

 

お子さんの「めんどくさい。」という言葉はいったい、どういう意味なのかもよく考えて、それに対して、質問を考えてみてください。

あなたのホンモノ共感の言葉を考えて、5/17(月)12:00までにブログにコメントください。

来週5/19(水)に私が考えるホンモノ共感の言葉をお伝えします。ぜひ、この機会を活用して、不登校の改善に役立ててくださいね。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。