先日、18期ライトコースの受講生の方からこんな感想をいただきました。

「情緒(心情)ことばと人間不信について勉強して、子供も私自身も同じように人間不信でこれ以上傷つきたくないと思っていることが分かりました。

私は、分厚い壁を作って予防していて、子供にもその壁を作ることを求めてましたが、そもそもそんな壁は必要なく、ありのままの自分を出せることが幸せにつながるのだと思いました。」

母との関係は良いと思っていたのですが、母の方から私に興味を持って質問してきたり、近づいてきてくれた事はそう言えばなかった、それが原因という事が分かりました。

私も息子にそういう接し方をしてきてしまった為に、自分は親から嫌われている、世間にも自分なんて、と思わせてしまっていたという事がショックでした。

そんなつもりじゃないのに、自分が息子を苦しめていたなんて。

今日の練習のような子どもとの接し方をもっと早く知りたかったと本当に思います。新井先生のお話が、多くの子育て世代の方に届く事を強く願います。」

「攻めの共感」の重要性について。子供のマイナス感情に怖がりすぎず、自分から子供に近づき、興味関心をもって、気持ちに寄り添って、深い心の繋がりや、核心に触れるような会話をできるようになりたいと思いました。

振り返ると、私自身の幼少期も、家族での深い会話・コミュニケーションはほぼ皆無で、表層的な日常会話にとどまり、家族と一緒に悩みを分かち合ったり、その解決法を一緒に検討するといったことはほぼ無かったように思います。

家族全員が、相手の気持ちにぐいっと踏み込むことへの不安・怖れを心に抱えていたため、お互いに一定の距離を保ち、心に壁をつくるしかなかったんだなぁと、今日改めて感じました。

「本日もありがとうございました。子供に対して興味関心を持ち、子供の本質・心情を見るということが、具体例と練習により理解できた気がします。

練習はやはり上手くはいかず難しいのですが、さっそく娘がいまハマっているスマホゲームのことを話しに部屋に行ってみたら、とても嬉しそうにたくさん話してくれました。

お友達との関わりも無いいま、楽しみを共有できるのは私しかいないなと思います。もっともっと関心を持って関わりに行くという姿勢でいたいなと思いました。」

「子どもの気持ちを知ろうとしないのに、知った気になって上からものを言う、という息子さんの言葉にハッとしました。そんなんじゃいけない!と思いました。

子どもの気持ちが一番大事、子どもの言葉や行動の裏にある心情を、しっかり共感していきたいと思いました。

あれがほしい、これがほしいと言うことに対しても、全力でかなえようとする気持ちで話を聞くことで、子どもは受け止めてくれたと安心を感じて、物欲も次第になくなっていく、という話も印象に残りました。

次々に欲しがると、こちらは、つい渋ってしまいますが、本気で受け止めるんだと腹をくくる気持ちが、今こそ必要なんだと思いました。安心がたまっていくと子どもは動き出す…信じて、まず自分を変えていきたいです。

子どもに近づいて子どもと過ごす時間を増やそうと思います。興味や関心があることもこちらから話しかけて、一緒に楽しみたいです。

みんなの前で自分の気持ちを伝えることが苦手な自分をしみじみ感じました。その殻をやぶって、私自身の肩の力をゆる~く、ゆるめていけるように、自分と向き合いたいと思います。」

「子供自身の本質、心情に関心を持って、親のほうから、子供に関わり、知ろうとすることが大切だということが強く印象に残りました。

興味、関心を持つのは学校のことでも、将来のことでもなく、ありのままの子供であるということを肝に銘じて接するということも印象に残りました。 

子供が興味を持っていることなど、積極的に理解しようと努め、踏み込んだ質問をできるようにチャレンジしたいと思います。」

親の方から近づいて興味関心を持って聞く、というのが私はできていなかったと感じます。

自分自身は、親に自分の心に踏み込まれるのが嫌でした(すぐ批判されたり説教臭くなるので)。なので、息子もあまり私に踏み込んでほしくないのではないかと思ってしまい、深く聞くのが怖かったのだと思います。

純粋に「あなたをもっと知りたい」「あなたと関わりたい」「あなたと時間を過ごしたい」という気持ちで子供に近づいてみようと思います。

子どもの心情・情緒を理解しようと気持ちを近づけることが安心につながるという内容が印象に残りました。それには母親から意識的に近づいていくことが大切だと学びました。

演習で私は気持ちを聞いているつもりでも機能面ばかりに気持ちが集中してたと気づきました。

行動ではなく、気持ち・心情に目を向けて、母親から子どもに近づいていきたいと思いました。

「興味を持つべきは子供の心情、そこを真正面から向き合う、彼女の内面を知ること、知りたいと思うことがとても大切だと感じました。            

ありのままの娘と私(母)でいいといれるように、感情を聴きにいく、をやっていきます。

子供の話を興味・関心をもって、親の方から聞きに行く、これは共感と並んで最重要の項目です。

それをしてもらえないことによって、子供は「ありのままの自分には興味関心を持ってもらえるだけの価値がないんだな。」という劣等感をもちます。

それが後々の不登校につながる様々な問題を引き起こします。

 

ここで大事なことはもう1つあります。それは講義中に私が受講生に尋ねたことです。

「この中で自分の母親の方から興味・関心を持って話を聞きにきてくれたり、気持ちを聞きにきてくれたりしてもらったことがある人いますか?いたら手を挙げてください。」

この問いかけに誰からも手があがらなかったのです。

 

つまり不登校のお母さんご自身も産みの母から興味・関心をもって、近づいてもらえていないということです。

これが自覚できない劣等感となります。この劣等感をカバーするために、自分自身と子供に対して、ガマン、努力、人に合わせるという形で無駄な価値を身につけようとします。

とはいっても、子供は苦しくて、ガマンしたり、努力して、人に合わせることはできません。だから子供は自己肯定感を大きく下げてしまい、不登校になってしまうのです。

 

これは何も難しい話ではありません。

親御様ご自身の劣等感を補うために何をするのか?

必ず機能的な価値を自分や我が子に備えようとします。この状態では子供と心と心の交流ができません。

子供が何を感じ、何を思っているかではなく、何をしているかだけをみて、その欠点を補おうとしてしまうからです。だからホンモノ共感ができないのです。

 

この劣等感のからくりに気づくのに私も長い期間を要しました。

この劣等感に気づいてからは、すべての親御様にこのからくりを伝えて、劣等感の裏のからくりを知って、これを解決しなければいけないということを口を酸っぱくして伝え続けています。

皆さんの反応はさまざまですが、呆然となさる方が多いです。

「まさかこんなことで自分に劣等感があったなんて。」と衝撃を受ける方も多いです。

ですが皆さん、「言われてみれば、確かにそういう感覚がずっと私につきまとっていた。」ということを初めて自覚することが多いです。

 

実はまずいことに、私の不登校のカウンセリングによる研究では、劣等感は確実に世代間連鎖します。

あなたに劣等感があるならば、それは愛着と共感の欠如、つまり機能的な価値観を子供に押し付けるということを通じて、確実に子供に劣等感を植え付けるのです。

子供のためを思って、いろいろ機能的なことをやらせていたことが、実は子供に劣等感をうえつけることになっている・・・

これは何とも皮肉な話ですね。

 

不登校のお母さんの中には、「私は自己肯定感は高い。私に劣等感なんてない。」という方も数は少ないですが、いらっしゃいます。

このからくりをお話ししても劣等感ということがピンとこない方もいます。そのあたりの解釈はみなさんそれぞれだと思います。

ただ確実に言えることは、不登校の親御様はみな全員、自分の産みの母親から情緒的な関わり、心情的な関わりからは一線をひかれているということです。

だから我が子に対しても、一線を引いた関わりをしてしまいます。

このことで子供は「自分のありのままでは人から一線を引かれる。」と誤解し、不登校になってしまうのです。

 

この不毛な劣等感の連鎖を止めて、子供に興味・関心をもって、グイっと踏み込み、深い心の交流をする。

こういったホンモノ共感ができるようになってください。

このホンモノ共感がしっかりと身について、無意識に自然にできるように実践的にトレーニングしていくのが、私が長期で開催している魔法ことば講座です。

 

実際に子供との心の一線を一切、取り払ったホンモノ共感とはどういうものか?

気づかぬうちに一線を引いている言葉がけはどういうものなのか?

この違いを魔法の言葉がけセミナーでは実際に体験することができます。

最短2週間で子供が再登校したホンモノ共感の言葉がけもセミナーで特別にお伝えします。

 

ほとんどの親御様は自分の親からホンモノ共感されたことがありませんので、心と心で深くつながるホンモノ共感がどんなに子供に安心を与えるのか、わからないと思います。

もし、子供が不登校なら、ホンモノ共感を体験するために魔法の言葉がけセミナーに以下から申込の上、ご参加ください。

【魔法の言葉がけセミナー&説明会の詳細はこちら】

https://jisinkodomo.com/

<開催日程>

自宅から受講できるウェブ会議 ズーム(ZOOM)で開催

2025/2/24(月祝)13:00-17:30

2025/3/20(木祝)13:00-17:30

 

ホンモノ共感クイズ「国家資格」

前回のホンモノ共感クイズには名の方から回答をいただきました。ありがとうございます。

全員正解です。とても素晴らしいです。特にとくさんは旦那さんと自分の気持ちも聞いていますね。

私がこの話を実際にお聞きした時に思ったのは、我が子、旦那さん、自分の心の声、この3者の心の声を聞かなければいけないということです。

 

唯一の正解があるわけではありません。

私は同じ父親として、旦那さんの考えに共鳴するところがあります。

「娘の幸せのためにこの命ささげられるならささげたい。」

もちろん奥さんの心配もわかりますが、この心の声をみんな聞いて欲しいとお互いに思っているはずなんです。

つまり、それぞれの心の声を聞いて、3者の気持ちがまとまるところを探せるのはホンモノ共感を学んだ親御様しかいません。

そのことに気づいていただけたら嬉しいなあと思って、このクイズを出しました。

 

みなさん、心の声を聞くということができていますか?

我が子の心の声、旦那さんの心の声、自分の心の声。不登校の解決は聞くに始まり、聞くに終わります。

シンプルでとても奥が深いです。あなたもこれができるようにぜひなってくださいね。

 

ホンモノ共感クイズ「ふるさと納税」

あなたは不登校の子のお父さんだとします。

ホンモノ共感を学び、まずは今ケンカの多い夫婦関係を改善しなければいけないという課題に気づきました。

ですが、なかなかうまくいかず、最近もこんな会話がありました。

 

お父さん

「今日はふるさと納税でもらったウナギが夕食にでるんだね。これって1人あたり、ウナギはどれくらい入っているの?」

 

お母さん

「いいじゃん。一匹でも。」

 

お父さんはこの返事を聞いて、なんでそんな言い方をするのかと思い、言い争いになりました。

お母さんは「何も変なことは言っていない。」と平行線をたどりました。

さて、こんな場合、難しいとは思いますが、お母さんの言葉にホンモノ共感するとしたら、どんな言葉が考えられるでしょうか?

 

あなたが考えるホンモノ共感の言葉がけを2/17(月)10:00までにブログにコメントしてください。

来週2/19(水)のブログで私が考えるホンモノ共感の言葉がけをお伝えしますので、この機会を活用して、不登校の改善に役立ててくださいね。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。