今年の夏休みは、皆さんのご家族は旅行や帰省をされますか?

今年はコロナ感染者数にかかわらず、外出に関する規制は何も出されていません。そこで多くのご家庭で旅行や帰省、ちょっとしたお出かけを計画なさっている方も多いのではないでしょうか。

そんな中で、私は日々、不登校の個人カウンセリングでいろんな話をお聞きすると、残念ながら、不登校のお子さんは「行かない。」というケースが多いようです。

実際、行きたくないお子さんを無理やり行かせるご家庭は少ないようですが、ここで親御様が注意すべきポイントが1つあります。

 

・お子さんはなぜ、行く気がないのか?

・お子さんはどのように感じて、行きたくないと思ったのか?

こんなふうにお子さんの気持ちを聞いている親御様が非常に少ないこという事実です。

お子さんが「行かない。」と言ったことに対して、「わかった。行きたくないのね。」と言っている親御様がとても多いのです。

この言葉だけでは、コミュニケーション不足です。

お子さんは「何をどう感じて行きたくないのか?」という気持ちを深く聞いて、その理由に対して、ホンモノ共感することが必要なのです。

 

とはいっても、よくお聞きするのは、以下の2つのケースです。

・お子さんに「行かない。行きたくない。」と言われて、そこで親御様が即引き下がってしまうケースです。

・「なぜ行きたくないの?」とお子さんに1度聞くものの、お子さんが何も答えることなく、親御様が引き下がってしまうケースです。

いずれも無理に行かせようとしていない点では評価できますが、コミュニケーションとしては深くないのがとても残念です。

 

なぜ、ほとんどのケースで、コミュニケーションとして深くならないのか?

その理由は、親御様自身が、自分の親から自分の気持ちを質問で聞いてもらったことがない方がほとんどだからです。

だから、親御様自身もお子さんに質問して聞くことができず、コミュニケーションとして深くならないのです。

コミュニケーションとして深くならず、ホンモノ共感ができない状態では、不登校の改善はとても難しいです。

 

では一体、どうすればいいのか?

ここで重要なことは、帰省や旅行をするかしないかにかかわらず、子供の気持ちを深く聞くということを心がけてもらいたいのです。

特に夏休みの間は、親子で時間がとりやすいと思いますので、じっくりと深い話を親子の間で積み重ねていくことをやっていただきたいのです。

この親子の深い話の積み重ねが子供の自己肯定感を高め、不登校を改善してくれるからです。

 

とはいっても、多くの親御様は具体的にどんな質問をして、どう共感すればいいのか?我が子の場合にはどうすればいいのか?

こんなふうに具体的な言葉がけがわからないかもしれません。

そんなふうにお悩みの方のために親御様が言葉がけを変えて、不登校を100%解決する特別なプロジェクトを10月に行うことを決定しました。

 

実際、このプロジェクトに参加したあるお母さんは、お子さんにほとんど質問をしたことがない方でした。

このお母さんは私の個別指導に従って、お子さんに質問をし始めると、数ヶ月後にはお子さんは自発的に学校に行き始めました。

 

実はこのお子さんは高校生の男の子で、長い間、不登校になっていました。ご家庭での会話はとぼしく、お子さんが何か話しても、親御様はそれに正しい反応ができていない状態でした。

このため私の個別指導でこんなふうに質問を多くしてもらいました。

・家族の中でお兄ちゃんの話がでたときに、不登校である弟にお兄ちゃんのことをどう思うかを聞いてもらいました。

・お子さんが買ったものについて、使っていれば「どんな感じなのか?」を聞いてもらいました。

・お子さんがあまり使っていないものがあれば、「なぜ使わないのか?」を聞いてもらいました。

 

こんなふうに日常のあらゆる点で、お子さんへの質問を多くしていただくことで、会話が長続きし、お子さんの気持ちに深く共感してもらったのです。

その結果が数ヶ月後の自発的な再登校につながっていったのです。

こんなふうに個々の家庭の状況に合わせて、具体的なホンモノ共感の重要なポイントを具体例とともに皆さんにお教えすることを10月の特別なプロジェクトでは行っていきます。

また会話が上手ではないお母さんでも、重要ポイントをおさえて、お子さんに質問をすることによって、お子さんが再登校した事例についても、具体的に詳しく教える予定です。

 

この特別なプロジェクトは、よく言われる、親の考え方を変えましょうという漠然としたレベルではありません。

一挙手一投足にいたる具体的な個別指導をさせていただく、特別なプロジェクトです。

この特別なプロジェクトでお伝えする内容を素直に実践していただいた方々は、皆さん、お子さんの不登校を解決して、多くの喜びに手にしています。

この特別なプロジェクトについては、来週8/17(水)のメルマガで概要を発表する予定ですので楽しみにお待ちください。

 

ホンモノ共感クイズ「マスク」

前回のホンモノ共感クイズは4名の方から回答をいただきました。ありがとうございます。

皆さん、しっかり子供の言葉や気持ちに共感していて、好ましい答えですね。

 

外出時にマスクしたくない理由として、予想される答えは「暑い。息苦しい。」というものかと思われます。それ以外にも、想定外の答えがかえってくることがよくあります。

私の知っている人でもマスクが嫌いで、どうしてもマスク必須の場所以外では、意地でもマスクをしないという人がいます。

理由をきいて、わすれましたが、よく聞くような答えではなかったので、「なるほど。」と思ったのを覚えています。

たとえどんな答えであっても、「やはりそういうのは嫌だよね。」というマイナス共感の言葉を子供にかけることがとても重要です。

 

そしてもう1つ、あなた自身は外ではきっっちりマスクをするという設定ですので、「子供にもマスクをつけてほしい。」と心のどこかで思っていたとしても、それを伝えることはしないでください。

実際、皆さんの回答では、どなたも「マスクをつけた方がいいよ。」といっていなかったので、その点は良かったと思います。

ぜひその調子で子供の気持ちに共感してあげてください。

 

ホンモノ共感クイズ「アイス」

あなたのお子さんは夏の暑さのせいか、食欲が落ちています。食べるスピードも遅く、食事を残すことがとても多いです。

ところが冷たいもの、とくにアイスをよく欲しがり、食べてばかりいます。

 

この暑さですし、甘いもので体を冷やしたくなる気持ちはわからなくもないので、食べさせますが、食事をちゃんと食べないのにアイスを美味しそうに食べる姿をみて、なんとなくモヤモヤしています。

食事をあまりちゃんと食べず、アイスを欲しがる我が子にあなたならどのようにホンモノ共感しますか?

 

あなたが考えるホンモノ共感の言葉がけを8/15(月)14:00までにブログのコメント欄にご記入ください。

来週8/17(水)に私が考えるホンモノ共感の言葉をお伝えしますので、この機会を活用して、不登校の改善に役立ててくださいね。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。