こんにちは不登校セラピーと子供自信協会の新井てるかずです。

今日も親御様がやってしまいがちな共感の間違いポイントについてお話します。

これは時々現れる間違いなんですが、多くの親御様がついやってしまうことです。

【不登校が改善しない原因】共感の間違いポイントとは!?

この間違いポイントとは一体、どんなポイントだと思いますか。

例えば、もし、お子さんがこんなことを言ったら、どうでしょうか?あなたならどのように共感しますか?

「私、あんな何にも考えていないバカな人間になりたくない。」

 

頭の中にこんな答えは浮かばなかったでしょうか?

「でもあなたはいつも考えているじゃない。」

なぜ、この答えは間違っているのか?

実は、この答えはお子さんの悩みや不安を否定しているからなんです。

 

例えば、こんな会話があったらどうでしょうか?

子供
「あいつらはダメだ。あいつらみたいな人間にはなりたくない。」


「あなたがそうやってまともに考えて、分別がつけられてよかったわ。」

 

この会話をみたとき、私は「ああ。これは子供がダメになってしまう。」と痛感しました。

お子さんが見ているポイントと、親御様が見ているポイントがまるでずれているからです。

親御様は子供がこうあってほしいという理想の子供像だけをみています。現実に今、子供が悩んでいる悩みに向き合っていないのです

これがお子さんの不登校が改善しない1つの典型例なんです。

 

実際、お子さんが話している言葉から、親御様がこんな狭い価値観をもっていることがわかります。

「分別がつく、ちゃんと考えられる大人でなければ認めない。認められない。」

 

例えば、お子さんがこんなことを言ったら、あなたはどんな反応をしますか?

「あいつむかつく、ぶっ殺してやる。」

もし我が子が言ったと想像したら、親御様の反応は、こんなふうになる方が多いかもしれません。

「そんなこと言わないで。昔の優しいあなたが戻ってきてほしいわ。」

 

実はここがお子さんの考えや思いと大きくずれるところなのです。

親御様はお子さんが何をどう考えようともそれを受け止めなければいけません。そしてこうあってほしい理想の子供像を親御様は手放さなければいけないのです。

お子さんはあなたの理想像の姿になるのではなく、お子さんそれぞれまったく違う、親には想像つかないような成長を遂げる方が望ましいのです。

 

グチや毒を全くはかない人間などおそらくいないでしょう。

今、目の前の子供はそういったグチや毒をはくことで何を私に伝えてきているんだろう?

悩みを話すことで何を私に伝えてきているんだろう?

そこに親御様は意識を向けなければいけません。

 

今回のポイントは共感を学んだ人であっても、ついやってしまいがちな間違いポイントなんです。

ほとんどの場合、子供がマイナスを吐き出すと、多くの親御様はプラスに転換したくなります。

そのくせを徹底的に直していかなければいけません。

 

あなたのお子さんは何を恐れていますか?それは親御様のどんな狭い価値観とつながっているのでしょうか?

ここを親御様は考えなければいけません。

そして親御様が今の狭い価値観を手放すことがとても大切なのです。

 

実際、不登校のお子さんが「こういう人間は嫌い。」だとか、「こんな人になりたくない。」などと言うことは多いです。

ここにきちんとホンモノ共感で対応できれば、あなたのお子さんの不登校は、短期間のうちにみるみる改善することでしょう。

ぜひ、お子さんの言葉に注意深く耳を傾けて、今日お伝えしたポイントを実践なさってください。

前回、子供が他人と話せるようになる重要なポイントをお伝えすると言いました。

今回お伝えした共感の間違いポイントがそのうちの1つです。

子供がどんな突拍子もないことを言ったとしても、親御様は安定的に受け止め、プラスに変えないこと、そして親が理想の子供像を手放すことが重要なポイントです。

来週はもう1つの重要ポイントについてお伝えしますね。

 

ホンモノ共感クイズ「年賀状」

前回のクイズには4名の方からご回答いただきました。ありがとうございます。

オレンジさん、いい質問ですね。書かない、迷う理由をちゃんと聞けています。

ソノさん、理由をひたすら聞くということですね、こういった対応もすばらしいです。

み〜やママさんも子供ときちんと対話なさっています。

あやママさん、子供から理由をきいてちゃんと共感なさっていますね。

 

どなたも親の思いを伝えて何かをさせることをちゃんと手放していて、とてもいいと思います。

私も子供の考えに沿うと同時に、なぜ書きたくないのかを丁寧に聞くと思います。

 

ホンモノ共感クイズ「あんな人間になりたくない。」

あなたのお子さんがテレビをみて、こんなことを言い出しました。

「世の中はバカばっかりだ。何も考えていない。自分さえ良ければいいと思っている。

そんな連中クズだ。おれはそんなクズにはなりたくない。あんなクズはみんな死ねばいいんだ。俺もクズだから死にたい。」

 

これは実は自己肯定感が極端に低い、わかりやすくいうと自尊心が極端に低い子供がよくいう言葉です。

あなたなら、どう共感しますか?

 

あなたが考えるホンモノ共感の言葉を1/24(月)14時までにブログにコメントしてください。

来週1/26(水)に私が考えるホンモノ共感の言葉をお伝えしますので、ぜひ、この機会を活用して、不登校の改善に役立ててくださいね。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。