先日、魔法ことば講座で「無条件の愛」と「条件付きの愛」について、講義をしたところ、参加者からさまざまな気づきの感想をいただきましたので、一部をご紹介します。

子供が生まれたばかりの頃は「ただただ無条件な存在価値」を感じていたのに、成長するに伴って「条件付きの愛」に変わり、できない、努力しない子供に否定的な言葉ばかり掛け続けてきました。

できないなりにも努力してほしい、自分もそうしてきた、なぜ努力できないのかという思いが湧き出てきて、子供の情緒より子供を自分の理想に近づけるように誘導する声掛けばかりしてきました。

子供のためと思ってやってきたことが、子供の存在価値を否定し、子供に感情を我慢させ、自己肯定感を下げることに繋がったことに気づきました。

「無条件の存在価値」とは自分の感情や気持ち考えはあるだけでよいモノ。他と比べたりするモノではないという言葉が心に残りました。

しかも「無条件の存在価値」は親(母)が子供の情緒に共感することで認め高める他に方法はないことを知り、改めて共感の受容性を感じました。

 

また「代弁」についてですが、子供の事を注意深く見ていないと難しいと感じました。

娘は学校の話題になると無言になることが多く、そこから会話が成立せず、いつも一方方向なやり取りを続け、その結果、私に曖昧な感情と怒りの感情が残るだけでした。

この講座で学んだ後も、冬休み明け登校ができず無言を貫き通す娘に「代弁」を試みてみましたが、全てスルーされてしまいました。

きっと、娘にはヒットしておらず、何も響かない言葉だったに違いありません。

資料にあったような「代弁」技術を身につけたいと切に思いました。

 

またマイナス言葉に含まれる「ギャップ」と「先回りとお膳立て」、特に「ギャップ」は私が子供にしてきたことばかりでした。

子供が答えに困ることを質問で迫ったり、選択や決断を迫ったり、朝起きれないのに起こしたり…数え上げればキリがありません。

この結果、社会に対する不安を増強させてしまったのだと気づきました。

自分の感情や気持ちはただあるだけでよく、他と比べたりするモノではない」と思えるように、まずは自分自身に無条件の存在価値を感じたいと思いました。

自信のないところや弱さを隠すために完璧主義になってしまい、それを娘にも同じように求めていたことに気づき、鎧をまとった娘が身動きとれない理由が理解できました。

まずは、娘の情緒に共感することを強く意識した会話をし、その際には、「ギャップ」や「先回り」のマイナス言葉をやめ、IQ法を使った会話にし娘の考えを尊重していきたいと思いました。

また、無言になるのは娘が原因ではなく、答えに困るような質問や選択や決断を迫った私の声掛けに問題があることに気づいたため、親のエゴを捨て、子供の本意を尊重したいと思いました。」

笑って許し合える関係か、というところでハッとしました。特に夫とはこれができていなかったと思います。

子供はそれを見て、家族以外の人からも笑って許してもらえないと思っているのですね。

子供の気持ちを代弁するというのは、子供のマイナスの気持ちを汲み取ること、人との関係性の苦しみを汲み取ること。

息子はほとんど自分の気持ちを言葉にしてくれないので、息子をよく見て、代弁してみたいと思います。」

「今まで子供に与えてきたのは条件付きの愛情ばかりで、無条件の愛情を与えてあげられなかったことを申し訳なく思いました。

夫の子供に対する躾の仕方に違和感を感じながらも世間体や常識に縛られ、ダメな親だと思われたくない気持ちで子供に接していたことがとても恥ずかしく残念です。

すべて自分のためにしていたとは情けないです。

よく観察し、子供の気持ちを常に考えて行きたいと思います。子供の中の言葉にできない気持ちを代弁できたらと思います。

マイナス言葉には恐ろしい感情が隠されていました。すぐにプラス言葉に変えていきたいと思います。」

「「代弁」の話が印象的でした。小泉さんのところのように代弁されたら、子供は親のこと信頼できるし嬉しいし、自己肯定感が上がるだろうなと思いました。

状態への共感もいいが、その奥にある人間関係の不安の代弁、というところが勉強になりました。

 

講座の中で「今までどんな条件つきの愛を与えてきたか」という数分間のワークをしたのですが、次から次へと思い出されました。

今までこんなに条件つきの愛を与えていたなんて自分でも驚きました。  

講座に入ってから条件付きの愛はかなりやめられました。しかし書き出してみるとまだまだできていないところがあるので、これもやめます。

 

また「ママ軸になっていて危険」と言われ、ハッとしました。

今までいつも自分優先だったと思います。

講座を受けたりワークをすると、今まで自分が悪い子育ての代表のようで毎回苦しくなりますが、絶対自分を変えて子供達を元気にしたいので、やれることを全部やります。」

今回の講義で私が感じた重要なポイントを2つお伝えしたいと思います。

まず1つは「無条件の愛」についてです。

親御様の感想にあるように不登校の親御様は必ず子供に条件をクリアすることを求めてしまっています。

親が求める条件をクリアできれば、「あなたを良い子として愛してあげる。」というメッセージを伝えてしまっているのです。

これは「素のままのあなたでは愛さないよ。」というメッセージにもなります。

だから子供は素の自分を隠そうとして、不登校になってしまうのです。

 

もう1つは「代弁」についてです。

「代弁」と言うのはホンモノ共感の上位技術です。

子供の心の奥にある人間関係への不安な気持ちを汲み取って、「代弁」して言葉にしてあげる技術です。

 

ほとんどの親御様にとっては、「代弁」はものすごく難しいようです。

この「代弁」のワークをやってみると、ほとんどの親御様は今、子供が朝起きれないこと、学校に行けないこと、という「状態の代弁」をしようとします。

そこに人間関係の不安は含まれていません。

 

多くの親御様は、子供の人間関係の不安に目が向かないのです。

不安のようにネガティブに思える感情や情緒を無意識にスルーしてしまっているからです。

しかし親御様が子供のネガティブな感情や情緒に目が向くようになって、人間関係への不安が「代弁」できるように変わると、子供はぐんぐんと変わり、自然と再登校に向けて動きだすようになります。

それぐらい「代弁」は不登校の解決にとても役に立つ技術です。

だからこそ、皆さんに強くお勧めしたいのがホンモノ共感や「代弁」の実践と実行です。

 

とはいっても、こういった技術を頭でいくら知っても実践と実行は難しいことが多いです。

なぜならば、今までの価値観や考え方に従って、自然とやってきた言葉がけや接し方で子供に接してしまうからです。

新しい技術を身につけるには、よくわかっている力量ある指導者の下で、何度も何度も実践してみて、間違いを修正して、実践することを繰り返していくことが必要です。

この実践を繰り返すことで、「無条件の愛」という価値観を身につけて、「代弁」を身につけることができるようになります。

そして、この実践こそが子供との本当の心の絆をつくる第一歩になります。

 

私の魔法ことば講座の参加者で、子供の不登校が早く解決する人の特徴は、まさしく実践と実行を繰り返した人です。

私が魔法ことば講座でお伝えしたことを食らいついてとことん学び、学んだことは即実践し、自分の間違いを食らいついて学び、即実践してなおしていく。

これをやっている人は必ず不登校を解決しています。

もしあなたがお子さんの不登校でお迷いなら、私がお伝えしたホンモノ共感のテクニックを体験できる魔法の言葉がけセミナーにぜひご参加ください。

 

今日お伝えした「代弁」の基本となるホンモノ共感のテクニックについて、詳しくお伝えするとともに、最短3週間で不登校を解決したホンモノ共感の言葉がけの実例も特別にお伝えします。

不登校の真の原因とともに、具体的にどのように不登校を解決するのかについてもお伝えしますので、ぜひこの機会をお見逃しなく、以下からウェブサイトから詳細を確認の上、申込ください。
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<開催日程>

自宅から受講できるウェブ会議 ズーム(ZOOM)で開催

  • 2025/1/26(日)13:00-17:30
  • 2025/2/24(月祝)13:00-17:30
  • 2025/3/20(木祝)13:00-17:30

 

ホンモノ共感クイズ「がんばらないと認められない」

前回のホンモノ共感クイズには5名の方から回答いただきました。ありがとうございます。

皆さんの回答はとてもいいですね。

ホンモノ共感にもなっているし、深い気持ちを聞き出そうともしています。

 

私たちが「頑張って人から認められたい。」という気持ちをもつ根源は、どなたも共通して、「自分の生みの母からありのままを認められなかったから、すごい自分をつくりだしてみとめられようとする。」ということです。

実際このホンモノ共感クイズにケースも根底はそこにありました。

頑張ってすごい自分になる以外に、子供にとっては無条件の愛を勝ち取り、認められる手段がそれ以外にわからないのでしょう。

その点を深く頭に置いて共感していただくと、さらにさらにいいホンモノ共感の言葉になります。

 

ちなみに不登校の子は自分から勉強はしませんが、ごくまれに到底不可能と思われるような高いハードルを自分に課して、猛勉強しては疲れ果てることを繰り返す子がいます。

まさしく「過ぎたるは及びざるがごとし。」だなと私は感じます。

「そのすごい自分の果てに本当に幸せがあるのか?我が子の幸せってなんだろう?」ということを皆さんは深く考えてくださいね。

 

ホンモノ共感クイズ「公民の授業」

あなたのお子さんは危うい面がありますが学校に行けています。

先日、学校から帰ってきたらこんなことを言い出しました。

「公民の授業で景気が悪いのに税金があがる、そんなのダメじゃないかという話があった。」

 

この話に対して、あなたはどのようにホンモノ共感すればいいでしょうか?

ホンモノ共感の言葉がけを考えて、1/20(月)15:00までにブログにコメントしてください。

 

来週1/22(水)のブログで私が考えるホンモノ共感の言葉がけをお伝えしますので、この機会を活用して、不登校の改善に役立ててくださいね。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。