再登校事例

強いストレスと解離性障害による不登校 女子中学生SKさん Vol.9

父親を新井先生に診てもらおう

(2010/7/26)
 
SKが父親を説得して犬を飼うことに。
 
ショップで選んだ仔犬が家族で気に入り、即、連れて帰る。犬の散歩を9月から始めるのでそのために朝夕、自身の散歩をするように。
 
そういう調子のいい時にはTFTをやるように勧めた。TFT後、”映像が逃げる”とか”見えなくなった”とか”今、消えていってる。”と具体的に表現するようになる。
 
しかし、TFTを続けるうちにSKが腹痛や頭痛を訴えるように。
 
このころ、理解のない父親の前では気絶したようになり、それをみると父親の機嫌が悪く、私が「それはわざとじゃない、私がいろいろ聞き出したから疲れてるんだ」と言うと、父親自身が自分を責め出して、死にたいと大騒ぎになってしまう。
 
SKがその父親の様子に、今までに見たことのない舌を突き出し息がとまりそうになる大変なパニックになり、そのまま朝まで寝てしまった。
 
このままではもう駄目だと思い、父親を新井先生に診てもらおうと決心。父親を少しずつ説得し出す。

解説

おそらく通常の家庭では想像もできないでしょう。しかし、これが不登校の現実です。

学校の影響、周囲との関係、家庭環境、親がどのように子に接してきたか、それらが子にどのようにストレスになってきたか、それぞれをゼロベースでよく見つめ直さなければなりません。

私自身も、自分が築き上げてきた「常識」を捨て去らなければなりませんでした。

それにしても、このお父さんの状態は一体…?
うつなのでしょうか、それとも精神不安なのでしょうか。