こんにちは不登校セラピーと子供自信協会の新井てるかずです。
「なぜ、あなたのお子さんはいじめられるのか?」
お子さんの不登校のきっかけの一つにいじめがよくあります。
いじめがきっかけで不登校になると、不登校の原因はいじめであると、ほとんどの人が思い込みます。
では、いじめがなくなったら、その子は学校に行くのか?
実際は全く違います。
昔、私は不登校の原因をいじめの記憶であると考えていました。
そこで、いじめの記憶除去の技術を生み出し、せっせと記憶を除去していました。
これはうまくいったことも多々がありますが、うまくいかないことも多々ありました。
そのようにやっていたのは、今から7−8年以上前のことです。
いじめを引き起こす本当の原因
今、いじめの悪影響とそして何がいじめを引き寄せるのかについて、次のような考えを持っています。
いじめの悪影響は、この2つを本当に理解できれば、消えます!!
「なぜ、自分がいじめられたのか?」
「なぜ、いじめた連中は自分を標的にしたのか?」
何がいじめを引き寄せるのかは、偶然ではありません。
いじめられる側には、回避性、嫌われ不安、はっきりものが言えないなどがあるんです。
いじめる側は、劣等感や優劣の意識がとても強いです。
嫌われ不安や回避性などを持っている人は、何かをされても、はっきりと反撃することをしないので、いじめっ子にとっては、やりたい放題という格好のターゲットになりやすいんです。
そして、嫌われ不安があるということは、「自分は嫌われてもしょうがないんだ。」という自己認識を持っていたり、「自分は大事にされなくて当然である。」という自己認識を持っています。
だから、劣等感が強かったり、優劣の意識が強い人間からすると、そういった嫌われ不安を持っている人間とは、いじめることによって、自分が上位に立てる格好のターゲットになってしまうんです。
ただし、いじめる側というのは、それで安泰というのではなく、いつも自分が下に滑り落ちる不安にとらわれています。だからいじめ続けるんです。
これがいじめを引き起こす本当の原因です。
そして、回避性や嫌われ不安などは、自己肯定感が低いということを表しています。
もともと自己肯定感の低い子がいじめによって、さらに「自分は嫌われている。」「集団のお荷物。」という自己認識を持つことによって、さらに自己肯定感が下がり、不登校になりやすくなります。
そして、不登校の親御様のカウンセリングをしていると、職場でのいじめやセクハラ、パワハラ、まれにストーカー被害のご相談を受けることがあります。
それらの被害にあう人は皆、共通点があります。
それは相手にはっきり強くものを言えない人であるということです。
必ず最後は、なあなあで済ませたり、笑ってごまかしたり、自分が黙って丸く収めようとしたりなどです。
いじめというのは、いじめられっ子が、いじめっ子に対して、きちっと反撃し、怒りと力で反撃しておけば、大概、いじめっ子はそれ以上、手を出しません。
いじめられ続ける人は、それがどうしてもできないのです。
なぜ、できないのか?
それが自己肯定感の低さであり、生まれ育った家庭や親の影響が出ています。
不登校のお子さんは、ほとんどがこの傾向を持っています。
外では人に対しておとなしく、家では荒れ狂うなどは、不登校のお子さんによく見られることです。
そのまま大人になり、なんとか社会復帰をしても、人間関係で大きな問題を抱え、苦しむことになります。
自己肯定感の低さは、不登校そのものに対しての、影響が強くあります。
「自分の存在が波風を立たせる存在だ。」と認識すると、波風を立たせないために学校に行かなくなるんです。
いじめの裏側には、こういった自己肯定感の低さの問題が潜んでいるのです。
お子様の不登校や人間関係に関する苦しみや悩みを解決したいのなら、魔法ことばベーシック講座にお越しください。
魔法ことばベーシック講座では、回避性の解決を重要課題と認識して、その解決方法をお教えしています。
そして、もっと大事なのは、お子さんのいじめを引き起こすのは、家庭の問題であり、親の問題も魔法ことばベーシック講座では解決できます。
お子さんの回避性や嫌われ不安は、お子さんにとって、お母さんに嫌われたくないことを表しています。
不登校のお母さんは、お子さん子供に対して、共感というものができません。
共感しないということは、あなたの考えやメッセージが嫌いであるということをお子さんに伝えているのです。
だから、不登校の解決には、お母さん自身の共感できない問題を解決しなければなりません。
しかし、お母さん自身、おばあさんから共感されて育てられていないので、お母さん自身も回避性や嫌われ不安がとても強くあります。
この問題を解決する方が、お子さんの再登校にとても重要になってきます。
つまり、お子さんの不登校の根本原因は、お母さん自身が共感されずに育てられてしまったことなんです。
だから、お母さん自身が変わらなければならないのです。
そして、このお母さん自身が共感されずに育てられたという問題を解決し、お子さんの不登校を100%解決するプロジェクトについては、次週1/23(水)に、特別な発表を行います。
ホンモノ共感とプラス言葉クイズ「おばあちゃんの運転荒い。」
おばあちゃんの運転が荒くて、気持ち悪くなった孫たちへの共感をどうするか?
前回のみなさんの回答から、普段いかに共感なれしていないかが、如実にわかります。
ほぼ全員、同じ答えの形を取っています。
「ごめんね。」
「気持ち悪くなった。」
「気をつけるね。」
この3つで全員の答えが構成されています。
厳密に言うとこれらはホンモノ共感ではありません。
この件に関して、ホンモノ共感するのであれば、
1.なぜ、自分の運転が荒いのかを自己分析すること
2.なぜ、孫たちがおばあちゃんに「運転が荒いね。」と自分で言えなかったのかをおばあちゃん自身が自己分析すること
3.気持ち悪くても耐えている孫たちの感覚に対して、深く共感すること
この3点がホンモノ共感です。
「ごめんね。」
「気持ち悪くなった。」
「気をつけるね。」
これらにはホンモノ共感の要素が全くありません。
単に「ごめんね。」と言っているのと、ほぼ同じです。
自分の内面の分析もなければ、相手の内面に触れるということもありません。
それが全員の答えに出ています。
表面的に出ているところを撫で回しているのです。
これは魔法ことばベーシック講座で、強く感じることですが、不登校の親というのは、お子さんの心に一切、踏み込もうとしていません。
親が怖くて、怯えています。
今回の回答からも、その匂いをとても強く感じます。
誰一人、深く踏み込んで、書いた答えがいないのです。
なので、もう一度、同じ質問をします。
先ほどの3点を加味したホンモノ共感の言葉を考えてください。
「ごめんね。」
「気持ち悪くなった。」
「気をつけるね。」
これら3点のみの回答は、却下とします。
前回の回答は、全く私の心に響きませんでした。
僕の心に響くホンモノ共感の言葉を作ってください。
次回、1/23(水)にこのブログにコメントいただいたものに、私のホンモノ共感の考え方とプラス言葉をお伝えします。
ぜひこの機会を活用して、みなさん、ホンモノ共感の訓練をしてください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
再登校率88%、国内最初の不登校専門カウンセラー
不登校セラピー代表 新井てるかず