社会で生きていくためにホンモノ共感が絶対に必要?!

今回は、お子さんが社会で生きていくためにホンモノ共感が絶対に必要な理由について、お伝えします。

この共感とは、私だけが勝手にいっているものではありません。当然、心理学の世界でも広く認められているものです。

 

共感とは、私たち高等霊長類がもつ本能の一種です。

言葉じりの話などでは、当然ありません。

霊長類学の世界的権威で、現京都大学総長の山極壽一先生は、こうおっしゃっています。

「私たち人間が、このように子供を何人も産み、育て、家族をつくる。
そして、社会を形成する。これは共感があって初めてできること。

子供をたくさん抱えると、当然、女性1人で育てることはできない。
だから、その困ったことや悩み、辛さに共感して助け合う。
これによって、子供を育てることができる。

そして私たち人間が社会と関わるときも、お互いにないものを補い合って、助け合う。これも共感によってできる。

つまり共感によって、家庭も社会も成り立っている。

特に人間は高等霊長類の中で、唯一、家庭と社会という2つの社会に同時に属することができる。
これは高度に発達した共感力によってできること。

つまり共感がないと、私たち人間は、他の猿かゴリラ、チンパンジーと同じように家庭か、社会かのどちらかにしか属せないことになる。

山極先生の理論は、当然、膨大な観察結果に基づいたものであり、一言ですべてを語ることはできません。今、申し上げたのは、ほんの1部です。

 

ここで言いたいことは何かというと、共感は私だけが叫んでいる孤独な理論ではなく、明確に学術の世界でも認められているということです。

そして共感しないのは、猿と同等であるということです。

私は、山極先生の理論を聞いて、共感によって、家庭と社会の両方を行き来することができるということを知りました。

これは共感しないことで、社会に属することができないという不登校問題が生まれることと、完全に一致しています。

 

そして多くの不登校の親御様がもっているこういった価値観が間違っていることを示しています。

・人に迷惑をかけてはいけない。
・役立つ人間でないと人からいらないと言われる。
・価値を提供しないと、人と関係を作ってもらえなくなる。

こんなことを考えていたら、家庭や社会に属することができなくなります。

なぜならば、私たちの家庭も社会も、共感と助け合いによって、成り立っているからです。

そうでないと、子供を産み、育て、家庭を維持し、社会とも関わることが、スーパーマンでない限り、できないはずです。

 

高等霊長類である人間がもっている基本や原理原則に反すると、それは必ず破綻します。

お母さんの共感が弱い、薄いと、上下や優劣で関係性が決まってしまう社会に子供がのみこまれてしまいます。

マウントを取り合い、上下と優劣で関係性が決まる社会では、必ず子供に破綻が起こります。

つまり不登校のお母さんたちは、共感というものを無視したから、子供が不登校という形で破綻してしまうのです。

 

今回のお話はみなさんにとっては、耳が痛いものかもしれません。
しかし、これが事実なのです。

ただ役に立つとか、優劣とか、そういったものは、心と心で健全につながり、成り立つ人間社会にとっては、とても相性の悪いものです。

それなのに不登校の親御様は、そういった価値観をもってしまっているのです。

 

心と心でつながることが、なぜ大事なのか?

心と心でつながることを山極先生は、”しんたい”を同一化するとおっしゃっています。

この”しんたい”とは、心と体と書くのか、身体と書くのか、わかりません。
私はおそらく前者の心体と思っています。

つまり共感とは、心体を同一化するものであると山極先生はおっしゃっているのです。

これが不登校の親御様には全くできないことなのです。

 

このことを聞くと、おそらくイエスマンというようなイメージを持たれて、何でもかんでも「はい。はい。」と言えばいいのかという誤解もあるかもしれません。

ですので、心体の同一化という概念は、頭の片隅に留めておいていただければ、結構です。

 

これはおそらく同調や共鳴という感覚ではないかと私は感じています。

「子供が嬉しい時に共に喜び、子供が辛い時に共に悩み、子供の痛みを共に分かち合う。」

これが共感であり、家族を成り立たせる原点です。

こんな感覚だと思っていただければいいでしょう。

 

喜びも辛さも痛みも、どれかはこれをお読みのあなたは、全く共感できなかったですよね。

共感はテクニックを極めると、かなり高度なところまでいきますが、本来はさほど難しいものではないのです。

難しいものではないのに、なぜできないのか?

なぜ、心体を同一化できないのか?

 

その理由は、お母さん、あなたが心の壁をつくっているから、同一化できないのです。

ではなぜ、お母さんに心の壁があるのか?

それはお母さん、あなたの自己肯定感がとても低いから、壁を崩すと、自分のダメな部分をさらけ出すことになると感じて怖いからです。

 

そしてあなたが我が子と同一化することを拒んでいるのだから、子供は自分と他人は違う人間だと強く意識してしまいます。

これはもちろん悪い意味です。

どう悪いのかというと、子供はこんなジャッジを下してしまっているのです。

「違うということは悪いことであり、おかしなことであり、変なことであり、ダメなことである。」

だから、子供は人と交わるのが怖くて、不登校になるのです。

 

では不登校の解決には一体、何が必要なのか?

それはお母さん、あなたが心の壁を崩し、子供と同一化できるホンモノ共感を身につけることです。

これだけが、人間の子供が家庭と社会を自在に行き来できるようになる唯一の原理です。

だからこそ、この原理に反したことをすると、必ず破綻します。

 

そして、ホンモノ共感を学ぶために必要なことは、あなたが学びに対して、一歩踏み出すということです。

実に多くのお母さんが、自分の知らないことや経験したことのないこと、公的な推薦がないこと、誰かの保証がないこと、そういったことから逃げて、姿を隠してしまいます。

そうやって逃げて、隠れているから、当然、心の壁が崩れません。

共感を真剣に学ぶということに対して、あなたは壁を崩さないといけないのです。

その壁がある限り、必ず子供に対しても壁を作り、同一化を拒みます。だから共感にならないのです。

 

人間以外の霊長類の共感は、人間とは違い、かなり言語が少ないために、人間の共感とは違うと思われるかもしれません。

実は高度な言語を使う部分以外は、根本は同じです。共感は言葉じりではないからです。

私は、今までの1400件にのぼる不登校のご相談の経験から、人間の子供が家庭と社会を自在に行き来できるようになるホンモノ共感をお教えすることができます。

このホンモノ共感を身につければ、不登校は必ず解決しています。

 

不登校が100%解決するホンモノ共感は私にしか、教えることができないものです。

私は、ホンモノ共感を使って、あなたのお子さんが家庭と社会を自在に行き来できるようになり、幸せになってほしい。

そう心から願っていますので、ぜひあなたもホンモノ共感を身につけていただきたいと思います。

ですが、私が指導する魔法ことばベーシック講座の次回の開催は、私が多忙のため現在は未定です。

だから講座の準備が整うまで、一体、どうすればいいのだろうとお悩みの方は、以下の音声教材で、ホンモノ共感の片鱗に触れて、少しでも吸収しておいてください。

1日3分聞いて、そのままマネるだけ。

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他人軸とホンモノ共感クイズ「ゲーム依存」

前回のクイズに8名の方から回答をいただきました。ありがとうございます。

みなさん、どれも深く考えられていて、非常に好ましいです。

その中でも、とても好ましいお話が1つありました。ゆかりさんです。

「物に当たるのはお母さんもやっているから。」と子供の返事をもらったということですね。

ここにみなさん注目してください。

 

・子供が荒れる場合、親の心の中は荒れ狂っています。

・子供が暴れる場合、親はその昔、さんざん暴れまわっていました。

・子供が金切り声で叫ぶ場合、親はその昔、怒り狂い、怒鳴り散らしていました。

不登校のお子さんは、私から見ると本当にいい子ばかりです。

なぜかというと、親の教えを守り、親の価値観を守っているからです。

 

かつて男の子が幼い頃に、気に入らないことがあると、数十発の往復ピンタを食らわせていたお母さんがいました。

その男の子が高校生になると、今度はお母さんが殴られ、蹴られ、あざをつくり、骨折まですることもありました。

これはお母さんが丹念に時間をかけて、「気に入らなければ暴力を使え。」とお子さんに教え込んでいたからです。

 

「人に迷惑をかけるな。」とお母さんが教え込んだら、子供は迷惑をかけないために学校へ行かなくなり、わがままに振る舞う弟妹を見ると、怒鳴り散らします。

これらはすべて親の教えを忠実に守っているにすぎません。

ゲームに負けて、切れて暴れるならば、親御様が昔、気に入らないことは、イライラを発散すればいいという態度で接していたはずです。

ここに共感は全くなかったはずです。

 

子供の振る舞いを見て、我が身を省みることができないと、不登校の改善はできません。

子供が暴力を振るうならば、その昔、お母さんも暴力かそれに近いことを必ずやっていたはずです。

子供が動かないならば、その昔、お母さんは子どもに対して、「動くな。余計なことをするな。」というようなことを必ず言っています。

子供が勉強に手につかないならば、その昔、お母さんが「間違えるな。失敗するな。人に迷惑をかけるな。お前の意思は余計だ。お前が考えることは無駄だ。」ということを必ず言っています。

これらすべてが共感欠如です。

 

こういった今起きている子供の問題を通じて、あなたが我が身を振り返り、本当の原因を解決できるように、私は必ず指導しています。

 

他人軸とホンモノ共感クイズ「夏休み明けの宿題に手につかない。」

あなたのお子さんは、学校になんとか行くものの、夏休みの課題やレポートに全く手がつかないとします。

この理由はなぜだと思いますか?

子供が手につかない心理と、親がその昔、子供に何を言ったがために宿題に手がつかなくなったのか、その本当の原因を考えてください。

 

子供が勉強に手につかないのは、昔の親の言葉がけに直接的な原因があります。

この原因を深く考えることで、いかにホンモノ共感が大切であるかを深く認識してみてください。

今回のクイズの答えは、一般論ではなく、あなたのお子さんに置き換えて考えてみてください。

クイズのブログへの回答の締め切りは、8/24(月)15:00です。

来週8/26(水)に私が考える自分軸とホンモノ共感の考えをお答えします。

ぜひ、この機会を活用して、不登校の改善に役立ててくださいね。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。