今日も魔法ことば講座を受講しているお母さんからお喜びの声をいただきましたのでご紹介します。
このお母さん自身は、自分の母親から共感も愛着も全くない育てられ方をしました。
自分の母親からよく怒られたり、ののしられたり、叩かれたり、否定されたりしているうちにお母さんは自己肯定感がズタズタになってしまいました。
このお母さんの旦那さんも、ほぼ同じような環境で育ったため、お子さんが生まれてから、このお母さんも愛着と共感のない子育てを繰り返してしまいました。
お子さんが不登校で引きこもってしまったことで、このお母さんは旦那さんとともに長く悪戦苦闘しながらも、全く改善がみられない日々を過ごしていました。
そんな中で、私が開催している魔法ことば講座にお母さんが参加して、長い時間をかけて、自分の言葉がけと価値観を変えていきました。
この間のお母さんのご苦労は並大抵のものではありませんでしたが、コツコツと実践と改善を繰り返していきました。
すると、このお母さんが上級コースを受講したあたりに、お子さんに変化が見られ始めました。
お子さんは不登校で不安定な部分はあったものの、行動が変化し始めて、こんな喜びの声をいただきました。
「今まで活字を一文字も読まなかった子供が、まずマンガから読み始め、驚くことにライトノベルという小説も読み始めました。さらに驚くべきことに夫とライトノベルの楽しさを共有し始めました。
このあたりから目に見えて、子供が変わり始めたのがわかり、9月に入ってから「社会不適合者になりたくない。このままゲームばかりでは本当に社会不適合者になると気づいた。」と子供が言い出しました。
そこから一気に動き出し、かねてから探していて、子供に求められたら見せようと準備していた寮のある塾のホームページを見せると、すぐに子供は体験見学に行きました。
体験見学で子供が「すぐにでも入りたい。」と言ったので、その週末から塾に入ることがきまりました。
塾長さんがとても理解のある方で、「安心して生活できて、とても楽しい。」と子供は喜んでいました。
また子供から「1人になる時間が結構あるから、それは寂しい。お父さん、お母さん、この塾の近くに引っ越してきて、転勤して。」と言われたので、現在、職場の異動を検討しています。
この子供の様子をみて、「引きこもり生活は終わった。」と実感できました。
最近では子供は心理学や精神医学に興味をもち、「医学部に行って、精神科医になりたい。」と言い始めています。
愛着と共感、これをきちんと実践することで時間はかかっても子供が探索行動を起こすということを改めて実感しました。
今の悩みは子供が家から出ていき、夫婦二人になって、夫婦間でどんなコミュニケーションをしていこうかということです。
もう1つの悩みは、今まで子供や他人のために私の生活すべてがまわっていました。
これからはそうではなく、自分が喜ぶことを見つけて、自分のための生活、人生を歩むことが私の大きな課題です。
私は常に人のために生きてきました。自分の母親のために夫のために子供のためにそして仕事のために、この人生は変えなければいけない、変えたいと強く感じました。
そのためにもこの講座で出会った多くの仲間が味方となって、私を支えてくれる、そんな気がしています。」
こんなふうに子供が動きだしたことで嬉しさを感じながらも、これから自分の人生を変えいきたいと強く感じたという声でした。
実際、子供が引きこもってしまった、このお母さんの苦労は今振り返るとおそらく、泥沼のようであったろうと思います。
もちろんお父さんも一緒に悩み苦しみ、自分を変えようともがいていました。
この間、あきらめず、悩みながらも取り組み続けていました。
特に最初にお母さんが苦労なさっていたのは、自分の母親からの呪縛を自覚することでした。
今までこのお母さんは「私の母はとてもすばらしく、優しく愛に満ち、正しい人で、私は大好き。」と思っていました。
しかし、実際は違っていました。
自分の母親に支配された人生であったこと、そして今もその名残が完全には消えていないこと、ここをどう変えるかが個人カウンセリングや学びの最重要ポイントでした。
自覚がない人が多いのですが、ほとんどの不登校の親御様は、自分の母親の呪縛に苦しんでいます。
その結果が子供の不登校となって表れているのです。
「自分の母親の呪縛からどう逃れるのか?自分は何を大事にして生きているのか?」
このお母さんはこの2つを必死に考え続け、講義でワークを取り組んできました。この2つはとても重要なことで、子供が不登校なら、親御様に考え続けてほしいことです。
その上で、私がとても重要だと思うことが1つあります。
もし、不登校が解決して、お母さんも、お父さんも、お子さんも、これから自分の人生を幸せに歩んでいく土台はできたものの、これからも様々な課題が現実に現れ続けるでしょう。
そんなときに誰に助けてもらうのか?誰が味方になってくれるのか?
自分1人でもがいてあがく、これはうまくいかないパターンです。どれだけ心理学のテクニックを知ったとしてもおそらくうまくいきません。
仲間の支えがあって、はじめてうまくいくと私は強く感じています。
そこでお子さんが不登校になり、このメルマガを読んでくれている皆さんにお聞きしたいことがあります。
あなたには、辛い気持ちを心から支えてくれる人はいますか?
おそらくほとんど親御様はいないはずです。
ならばぜひ、支え合える仲間、心の味方を得ることをおすすめします。
私の魔法ことば講座はそんな仲間を得られる場所でもあります。
どんなふうに支えてもらい、助けてもらえるのか?
そして仲間に支えられることで、どのように不登校の解決に良い影響があるのか?
このことについて、11月に多くの方のリクエストで追加開催が決まった魔法の言葉がけセミナーで詳しくお伝えします。
・子供に安心を与えるホンモノ共感とはどんなテクニックなのか?
・不登校の真の原因
・どんなふうに不登校を解決していくのか?
・最短2週間で再登校を実現したホンモノ共感の実例
・多くの親御様にとても多く見られる無自覚な共感できているつもりの例
これらも実際の不登校を解決した事例をもとに詳しくお伝えします。
またセミナーの後半では、あなたと同じ悩みを持つ仲間とともに、しっかりとしたサポートを受けたいという方のために、6ヶ月かけて長期で開催する魔法ことば講座の説明会も合わせて行います。
各日程ともに先着20名ですので、以下から申し込みの上、ご参加ください。
↓↓↓
https://jisinkodomo.com<開催日程>
自宅から受講できるウェブ会議 ズーム(ZOOM)で開催
11/16(土)13:00-17:30
ホンモノ共感クイズ「学校が怖い」
前回のホンモノ共感クイズは兼重さんから回答いただきました。ありがとうございます。
兼重さんの共感はとてもいいですね。質問と共感のバランスがとてもうまくとれています。
このクイズのお題だけだと、「なぜ他の子に悪いと思うのか?わがままだと思うのか?」は想像しにくかったと思います。
私はこのお子さんはこんなふうに思っていると考えました。
「みんなは怖い先生に怒られる、厳しい環境で耐えているのに自分だけ楽をしようとしている。
自分だけ楽な世界に逃げようとしている。自分だけ人を頼っていいのか?助けを求めていいのか?
みんなは厳しい世界で誰の助けも借りずに一人で耐えているのに自分だけがガマンせず、助けを求めていいのか?」
おそらくお子さん自身は全く自覚はないと思います。
だからこのお子さんにかける言葉としては、「いいんだよ。人に助けを求めよう。」だと私は思いました。
こういうことを言うお子さんは珍しいと思います。
もしあなたのお子さんが似たようなことを言ったら、こういった気持ちを参考にして、お子さんの不安の本質はなんなのかを深く感じて、共感してあげてみてくださいね。
ホンモノ共感クイズ「気持ち悪さ」
あなたのお子さんは専門学校生で、夏休み明けから学校に行けなくなり、実家に帰ってきたとします。
夫婦で今まで厳しい育て方をしたことが原因だろうと思って、お子さんと3人で今後のことを話し合いました。
ゆっくりお子さんの考えを聞いてみようと思いましたがお子さんはこう言いました。
「考えていたら、どんどんわからなくなって、気持ち悪くなってしまった。だからどうしたらいいか、私にもわからない。
お父さん、お母さんは休学しても留年しても退学してもいいよって言ってくれるけど、それはそれで強い不安がある。今は何を考えても気持ち悪いし、不安に感じる。」
こんなお子さんの言葉、気持ち悪さ、不安にどのように寄り添い、ホンモノ共感していけばいいでしょうか?
あなたが考えるホンモノ共感の言葉がけを11/4(月)17:00までにブログにコメントしてください。
来週11/6(水)に私が考えるホンモノ共感の言葉がけをお伝えしますので、この機会を活用して、不登校の改善に役立ててくださいね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。